頭皮の血行を良くすると逆にハゲる!叩いたり揉んだりはダメ
普段、あなたが何となくとっていた行動や良いと信じて行っていたことが、実は自分や周りに害を及ぼすとしたら……!? 朝起きてから眠るまで、あらゆるシチュエーションのNG行為をジャッジしてみた
【健康編】血行を良くするとハゲやすくなる!?
男性にとっては特に気になる薄毛問題。一般的なのが「頭皮を叩く」育毛方法だが、これは逆効果。
「いわゆる男性脱毛(AGA)は、睾丸で作られる男性ホルモンのテストステロンが、毛根部にある酵素の働きによって、DHTという悪玉男性ホルモンに変換され、この成分が毛髪の発毛や成長を遅らせたり、ストップさせたりするのです。頭皮を叩くのは、血行を良くするという意味でしょうが、そうするとテストステロンの働きが促進されるため、むしろハゲやすいともいえます」(東京メモリアルクリニック平山・佐藤明男院長)
「血行を悪くするほうがハゲに良い」という説は、実はかなり前から実証されていたそう。
「戦前、頭皮に向かう血管を縛ってしまう実験も行われました。太い血管を全部縛っても、細い血管は繋がっているので、頭皮が腐ったりはしないんです。実験の結果、血行を悪くした人の70%くらいの人に髪が増えるという結果が見られました。ただし、半年くらいすると元に戻ってしまったんです。血管のバイパスがまた太くなり、頭皮に行く血流が供給されて再びハゲる。結局、その治療法は良くないという結論になったんです」(同)
●ブラシで頭皮を叩いてはいけない
⇒頭皮が傷つくうえハゲが促進する可能性がある
イラスト/ミラクル沼尾
― 日常に潜む![実はやってはいけない]行動【3】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ