要注意!週末の「寝だめ」は逆に疲れやすい身体になる
普段、あなたが何となくとっていた行動や良いと信じて行っていたことが、実は自分や周りに害を及ぼすとしたら……!? 朝起きてから眠るまで、あらゆるシチュエーションのNG行為をジャッジしてみた
【健康編】その定説、今となっては大間違いかも
体に良かれと思ってしていたことが、実はまったく意味がない、あるいは逆効果という場合が。
睡眠に関する誤解は多い。例えば、寝不足で週末などに寝だめする人が多いが、これは厳禁だ。
「睡眠にはリズムがあります。体内時計は個人差があり、一日24時間ぴったりではない人が多いのですが、毎朝強い光を浴びることで、地球の24時間に合わせています。ところが、週末などにたっぷり寝てしまうと、体内時計が乱れ、休み明けの目覚めの悪さに繋がってしまいます」(ロフテー快眠スタジオの上級ピローフィッター・矢部亜由美氏)
ついやりがちなスポーツウェアを寝間着にすることも逆効果!
「スポーツウェアは、激しい動きに耐えられるよう縫製などしっかりしているため、体を締め付けることがあります。また、運動するときとは違い、寝るときはスポーツウェアのまわりに布団があるので、汗が逃げにくいことも。寝るときはゆったり寝返りを打てて、汗を吸い、乾きやすいものを着ることが大切です」(矢部氏)
さらに「眠れないときは、布団の中で目を閉じて横になるだけでもいい」という定説も実はNGだ。
「眠くないのに布団に入ることで、『寝よう、寝よう』と意識しすぎて、かえってプレッシャーで寝られなくなることもあります。すると、布団が『眠れない場所』として脳で記憶されてしまい、不眠に繋がる危険性もあるんです」(同)
また意外なところでは、金縛りを怖がること。
「金縛りは脳は覚醒して体は休んでいる状態で、心霊現象ではない。怖がることで、かえって恐ろしい幻想を脳が描いてしまうんです」(同)
●寝酒をしてはいけない
⇒寝入りは良くなるが睡眠の質が落ちて体は休まらない
●寝る直前に熱い湯船に浸かる
⇒交感神経が刺激されて逆に目がさえてしまう
●シャワーで鼻うがいをしてはいけない
⇒水道水の細菌が体内に入り込み脳炎を起こす可能性も
イラスト/ミラクル沼尾
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