川越工業高校がギネスに挑戦!今年のエボルタチャレンジは“手作り電車”で秋田・由利高原鉄道を往復20km【PR】
2008年にはじめて以降、毎年、途切れることなく続いている「エボルタチャレンジ」。パナソニックの乾電池「エボルタ」を使ったさまざまなチャレンジ企画で、乾電池「エボルタ」で動くロボットにグランドキャニオンを登らせたり、東海道五十三次を走破させたり。記憶にある人も多いのではないだろうか。実は、年々、派手になる傾向にあり、昨年は廃線を復活させ、乾電池「エボルタ」で動く電車を走らせるなんていうチャレンジを敢行していた。
http://panasonic.jp/battery/drycell/evolta/challenge/
●世界最長距離鉄道走行チャレンジ
http://panasonic.jp/battery/drycell/evolta/challenge/2015/
そして今年はなんと、川越工業高校の生徒が作った「手作り電車」を乾電池「エボルタ」で動かし、秋田県の由利高原鉄道(現在も営業中)で走らせるという。そこで、川越高校で行われた発表会に行ってみることにした。今年の正式名称は「乾電池のパワーで世界最長距離鉄道走行チャレンジ」。由利高原鉄道を乾電池の力だけで20km走破するチャレンジで、成功の暁にはギネス世界記録に認定される予定だ。今回、走らせる電車を作ったのは川越工業高校電気科「電車班」の生徒13人。この班の生徒は毎年3年生になると電車を作るのが恒例となっているそうで、今回のチャレンジはそこに乗っかる形になっている。
13人を束ねる君島栄先生は自身も相当な鉄道ファンだそうで、2014年のエボルタチャレンジもきっちりウォッチしていたそうだ。そんな君島先生のもとに、パナソニックから2015年のエボルタチャレンジの打診がきたのが今年6月。君島先生は、「チャンスは呼ぶもの作るもの活かすもの」という。さすが先生、いいことを言う。
今回のチャレンジにあたり、電車にはかなりの改良が加えられる。それもそのはず。これまでは40mほどのまっすぐな線路の上だけで走らせるのを目的としていたため、装備は最低限でよかった。それが、曲がり道やアップダウンのある実際の線路で、しかも人を乗せて走らせるのだからそのままでいいわけはなく……。車体、ブレーキ、台車にいたるまでほぼすべての部分に改良を施す予定となっている。
車体のデザインは同校のデザイン部の女子が担当した。黄色は太陽を、青いラインはエボルタを、そしてえんじ色のラインは川越工業高校を表現しているそうだ。一般にはあまり見られないアシンメトリーなデザインが目を引く、高校生らしい自由なデザインになっている。
チャレンジ本番は今年の11月3日を予定している。由利高原鉄道の前郷駅から矢島駅までの往復20km走破が目標だ。おそらくその時期の東北は、美しい紅葉を迎えていることだろう。赤く染まった山間部を、カラフルに染められたチャレンジ車両が走っていく。想像しただけで、なかなかウットリしてくるではないか。川越工業高校電気科「電車班」の諸君。乾電池の未来は君たちに託された。成功を祈る! <取材・文/日刊SPA!取材班>
●エボルタチャレンジ
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