はた迷惑な職場の隣人 その傾向と対策【後編】
職場のモンスターたる上から目線な人々を行動パターンごとに分類。それぞれの傾向と対策を心理学博士・榎本博明氏、および心理学者・伊東明氏に指南してもらった
◆情報通コメンテーター型
【傾向】
どんなことでも達観して見ようとするため、当事者意識が皆無。ひとたび口を開けば、つい一段高い場所から論じるような突き放した言い方をしてしまい、周囲から反感を買うタイプ。ネットにおける情報収集術に長けており、ムダな知識などが妙に豊富。言っていることは間違ってないかもしれないが、やや具体性にかけ、現実的ではないことが多い。
口癖は「本当に、それで大丈夫なんですか?」
【伊東先生の処方箋】
「では、その前提で、次は具体的にどのような行動をとるべきですか?」と具体的アクションプランを質問してみる。相手に自分の意見の抽象性に気づかせてあげると◎
【榎本先生の処方箋】
視野の広さは評価すべきであり、助言を求めると気持ち良く語ってくれるはず。説得したい際は、相手の意見を尊重しつつ過去の事例やデータを示すことで納得してもらいやすい
イラスト/市橋俊介
― [上から目線野郎]を撃退する処方箋【6】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ