今のソシャゲ業界はズルした者勝ち!? 救済措置の“9万円天井”にギャンブル業界も唖然
しかし、もしも事業者からプレイヤーへのお金の流れができた場合は話が違う。それを実現したのがドーナツ社のサービスだった。
「業界としての歴史が浅く未成熟のために、とりあえず面白そうだからやっちゃえ、という“若者の暴走状態”です。今のソシャゲ業界はズルした者勝ちで、まじめにやった者が損をする。いつまでも続くものではないでしょうね」
’12年のコンプガチャ騒動後は、業界団体による自主規制強化が打ち出されたが、いつの間にかウヤムヤになった。喉元過ぎて熱さを忘れた姿を見かねた行政の強権が発動されるのか、それとも業界の自浄機能が働くのか。対岸の火事から目が離せない。
【木曽崇氏】
国際カジノ研究所所長。エンタテインメントビジネス総合研究所客員研究員。’14年よりアジア圏最大のカジノ国際会議&展示会のアドバイザリーボード委員を務める
取材・文/SPA!ソシャゲ業界取材班
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