更新日:2022年07月02日 09:54
仕事

日本人が使う“ビジネス横文字”。外国人はどう感じている?

 また、英語であることを意識せず、「カタカナ語」として定着してしまったため、発音が悪く意味が通じないケースもあるという。 「例えば『リードタイム』の『リ』の発音が、LじゃなくてRで、『なにか読むのに時間がかかるの?』と思ったことがあったね。ただ、発音の問題は日本人に限ったことじゃなくて、英語圏でもインドとか、訛りが強い国の人とやりとりするときはいつも困る(苦笑)。それよりも日本人と話してて、意味が通じなくなるのは言葉の略し方かな。『OEM』みたいに頭文字を取るものは、欧米でもそのまま定着してるけど、『アドミニストレーション』を『アドミ』とか、『アセスメント』を『アセス』とか略されると混乱するね」(29歳・IT・ドイツ人)  また、ITや金融の現場で使われる専門的な用語ほど外国人の間では認知度が高く、日本人が使いがちな横文字については認知度が低かった。 「『ユニコーン』とか『プロキシー・アクセス』はビジネスマンなら普通に知ってる言葉だね。むしろ、仕事のやり取りで『マター』とか『ペンディング』を使うことはないかな。ITとか金融の専門的な用語は、日本人が普段職場で使ってる英語よりも意味がハッキリしてて、通じやすいね」(35歳・ベンチャー・アメリカ人) ビジネス横文 仕事をするうえで不可欠となりつつあるビジネス横文字だが、意味がふわっとした使い方や、何気ない会話で多用することは外国人から見ても不思議に映るようだ。  3/29発売の週刊SPA!では、仕事でしばしば使われるカタカナ言葉について、認知度を徹底調査。4月から新社会人になる人は予習のために、そしてそんな彼らに先輩面しないといけない人は復習のために、ぜひ目を通していただきたい! <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/花小金井正幸>
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