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保育園問題は、日本を破滅へと導く――『ブラック保育園のリアル』著者・脇貴志が提言

 これまでに3万件の保育園トラブルや事故現場を目撃し、ひどい保育園や保育士を見破る術を提言する『ブラック保育園のリアル』の著者である脇貴志氏。脇氏は、「保育園問題をこのままないがしろにすると、いずれ日本全体が没落する」と警鐘を鳴らす。

保育園問題は、日本を破滅へ導く由々しき問題――『ブラック保育園のリアル』著者・脇貴志「まず、保育士による虐待や園内での死亡事故などは、国や自治体から助成がない“認可外保育園”に偏っている傾向があります。大幅な助成が出る認可保育園に比べると給料も格段に安い。安いからより人手不足になる。それでも運営するには利益をあげないといけないので、最低限の人数でシフトを組んでなんとか回すしかないとなると、どうしても安全への意識は希薄になり、予期せぬ事故が多発するという悪循環に陥ってしまう。『需要過多で、そもそも保護者が保育園を見極められない』という現状も、子供の安全を脅かす要因の一つになっているのでしょう」

 さらに一昔前に比べ、保育士が求められる仕事の質や量が一変したことも問題だという。

「子供のアレルギーや病気など、今は過剰なほど、専門的で高度な知識が求められています。それなのに一向に収入は上がらない。加えて、“お客様”と化して、『保育園は自分仕様にカスタマイズできるもの』と勘違いした保護者からは、より細かい要望や無理難題を押し付けられる。保育士にのしかかる負担は昔では考えられないほど過酷になっています」

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国民の保育に対する姿勢にも問題

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事故と事件が多発する ブラック保育園のリアル

あなたの子どもが被害に遭う前に読んでください。




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