更新日:2022年07月02日 10:01
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園児が寝る部屋にゴキブリの死がいが放置…保育士の人材不足が生む「劣悪な保育園」の実態

「日本死ね!!!」の匿名ブログをきっかけに国会でも議論されている待機児童問題。だが、無事に入園できたとしても、実は保育士不足を背景にド底辺化している保育園が増えている――
保育士の深刻な人材不足が生む「劣悪な保育園」の実態

※写真はイメージです

深刻な人材不足が生む劣悪な保育園の実態

 保育園の数が足りていないうえに、人材の確保がままならず劣悪な保育環境のまま運営しているケースも少なくない。「保活していたときに見学したある保育園の衛生面が酷くて……。人手不足だからか明らかに掃除が適当に行われていて、園児が寝る部屋なのにゴキブリの死がいが放置されていてゾッとしました」と話すのは、1歳の子供を認可保育園に預ける加藤翠さん(仮名・26歳)だ。保育園として、第一に優先すべきことにすら管理が行き届いていないわけだ。  また、経営難の保育園で働いていたという高野春さん(仮名・28歳)からはこんな話も。 「風邪で熱が39度もあるのに、人がいないからと欠勤が認められませんでした。咳込みながらマスク姿で仕事をしていたので、保護者から『子供に感染したらどうすんのよ!』と大クレーム。その際に保育園側は、出勤した責任を私にすべて押し付け、保護者たちの前で土下座させられました。そのまま復帰することもなく、問題が起きる前にすぐ退職しました」
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低レベルな保育士たちが生む新たなトラブル
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