野茂も驚きの個性的すぎる投球フォーム! メジャーリーグ“変則投法”なピッチャーたち
ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が開幕3戦で無傷の2勝と順調なスタートを切った。17日(日本時間18日)の本拠地ジャイアンツ戦では、7回4安打7奪三振1失点と好投し、勝利に貢献。デビュー戦でホームランを放った光景は記憶に新しい。そんなドジャースで、20年前に活躍していたのが野茂英雄投手だ。
1995年、ロサンゼルス・ドジャースに野茂英雄投手が入団。当時は「トルネード投法」がメジャーでも話題となり、野茂旋風を巻き起こした。
野球が始まったころは、今のように上からボールを投げるのではなく、下から投げていたという言説がある。20年以上経った今のメジャーにも、彼のように特殊なフォームで活躍する投手が数多く存在する。いったい誰が、ワインドアップで投げることが「常識」と決めたのだろうか? 今回は、そんな個性的なピッチャーたちを何人か紹介していこう。
4月6日、アトランタ・ブレーブスのジョン・ガント投手が驚きのフォームでファンやメディアを騒がせた。(http://youtu.be/RwKQhR8SUAw)
http://youtu.be/RwKQhR8SUAw
なんと上げた脚を地面に一度着地させ、再び投球へ移るという、考えられないフォームだ。名付けるとすれば「2ステップ投法」だろうか。この一見ボークと呼ばれる反則行為とも見える彼のフォームだが、MLB機構によると「脚を一度地面につけるまで」が一連の投球動作の一部として認められているのだ。彼はこの癖について、マイナー時代にチームメイトから揶揄されるまで気が付かなかったというから驚きである。
特徴的なフォームがルール違反か否か、という議論は度々起きている。例えば、イチロー選手の所属するマイアミ・マーリンズのカーター・キャップス投手は、投げる際に前にホップする「ホップ投法」の持ち主だ。(http://youtu.be/LycHv4CRHWY)
しかし、これも昨年は違反投球ではないか、と注目を浴びていた。結果として、彼が上に飛んでいるわけでなく引きずっているという点から、このフォームはMLB機構より認められることに。ホップすることで打者に近づくため、このフォームから繰り出されるストレートは約160キロ(100マイル)と威力抜群。その一方で身体にも負担がかかるのか、今シーズンはトミージョン手術によりリハビリを強いられている。

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