26歳・独身女性がクラウドファンディングで「お見合い相手」を募集。本人にその本気度を聞いてみた
こうして募集を開始したこのプロジェクトだが、肝心のお見合いするための価格は「公開お見合いで1万円」「非公開で5万円」と高いのか安いのかよくわからない。確かに昔は「お見合いの初回は男性が負担するもの」という社会通念があったようだが、最近は男女折半が多いとも聞く。ましてや今回のように「自分で募集しておいて相手にのみカネを出させる」のはいかがなものか?
「私も『お見合い相手からお金をもらうべきか』ということはかなり悩んだのですが、真剣に結婚相手を探したいので、いたずらや嫌がらせを防ぐために設定させていただきました。当初の目標金額だった26万円は、お見合いのセッティングに必要な『写真撮影費』『準備費』『イベント費』などを試算して決めたものです。ありがたいことに目標金額を約18万円も上回る、54万7973円も集まりました。これで利益を得るわけにはいかないので、お見合い会場をグレードアップさせたりするのに使おうと思っています」
結局、プロジェクトが成立した時点で「公開お見合い」をする人が6人、「非公開お見合い」をする人が5人となった。「7月が誕生月なので、それまでにはお見合いを実施したい」と言うたけべ氏だが、果たしてこのプロジェクトで結婚までたどり着くのだろうか?
「今回のようにクラウドファンディングで募集すれば、身長は明記してあるので、高身長が理由で振られることはありません。また、『ネットに明るい』『バカなことをしても応援してくれる』という私の男性のタイプも自然と満たすことになります。なので、応募してくださった時点で、きっと気が合うと思います。相手があることなので、100%とは言えませんが、なんとか結果を出したいと思っています」
もしも結婚が成立すれば、少なくとも日本では最初のクラウドファンディングで結婚したカップルになるはず。たけべ氏が本気かどうか判断するのは、この結果を見てからでも遅くはないだろう。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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