雑学

富士山五合目にある「6か国語対応の売店」におもてなし精神の真髄を見た

 政府は東京五輪の2020年までに、年間訪日外国人の数を4000万人に増やすと発表するなど、「インバウンド」が相変わらず盛り上がっている。

 そんな中、実際に大都市の観光施設や商店の「おもてなし」を見ると、心意気はいい店は数多いものの、やはり英語対応には四苦八苦しているところが少なくない。そんななか、見事に多言語に対応して成功を収めている店があるのをご存知だろうか?

 それが、富士山中腹に軒を構える「富士五合目こみたけ売店」だ。

 一見普通の観光地の土産物屋だが、全従業員8人が英語をはじめ、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語、タガログ語での接客が可能だという。

富士五合目、6か国語を操る売店に見る「おもてなし」精神の真髄

「富士五合目こみたけ売店」は草餅が有名であるが、総合的な観光案内も行う

 しかし、これだけの外国語を習得するのはかなりの労力のはず。社長の小佐野昇一氏に話を聞いた。

「外国語での接客を始めたのは先代の社長で、約40年前のこと。当時は韓国や台湾からの旅行者が増え始めた時期なのですが、どの観光地にも外国語を話せるスタッフや外国人向けの案内板がなく、途方に暮れる方が多かったのです。そこでお客様の不便を解消しようと工夫するうちに使用言語が増えていき、現在の形になりました」

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“おもてなし”とは「相手の立場になること」

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