麻生邸見学ツアーの若者3人逮捕は3年前に予言されてた!?
【社会・事件編】
マンガ『100年たったらみんな死ぬ』で麻生邸に侵入しようとした大学生逮捕 ⇒ 麻生邸見学ツアーの若者3人逮捕
去る10月26日、インターネットなどで呼びかけ、麻生太郎首相の“自宅見学ツアー”を実施したフリーターの若者3人が、都公安条例違反(無届け集会)や公務執行妨害の現行犯で逮捕された。
ところが、この事件の約1年半前、’07年3月発売の女性マンガ誌『Beth』(現在は休刊)に掲載された『100年たったらみんな死ぬ』という作品に、麻生邸に侵入しようとした大学生が逮捕されるシーンが描かれていたのだ。
といっても、何か主義主張あっての行動ではない。マンガオタクだけどマンガ喫茶嫌いの男子大学生が、『包丁人味平』の6巻を読みたいのに、どこの本屋でも見つからず、「あいつなら持ってるハズだ!!」と麻生邸に借りに行く……というおバカな展開。
「たまに麻生邸の前を通って、すんごい家だなーと思ってたんですよ。マンガ好きで有名だったし、蔵書が気になって」と笑うのは作者の松田奈緒子氏。
「でも、最近は漢字読めなかったりして『マンガ脳』とか呼ばれてるじゃないですか。マンガ好きとしては迷惑なんですよね(怒)」
本当は、漢字が読めなきゃマンガも読めないはずなんですけどね……。
◆『100年たったらみんな死ぬ』:マンガオタクの大学生・名多田は脇役のはずだが妙に存在感あり。単行本は上下巻で発売中。ちょっと変わった人たちが織り成すシュールな群像コメディだ。
― 続発する[フィクションの現実化]を大検証【10】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ