『野球狂の詩』水原勇気 がついに球界に!

【社会・事件編】
『野球狂の詩』の水原勇気 ⇒ 関西独立リーグに初の女子プロ野球選手誕生

 マンガ『野球狂の詩』に登場する水原勇気。揺れながら落ちる魔球・ドリームボールを操り、初の女子プロ野球選手となった彼女が現実化する。来年発足する関西独立リーグのドラフト会議で「神戸9クルーズ」が現役女子高生の吉田えりさんを指名したのだ。

「彼女のナックルボールは揺れながら急に落ちるんです。勝負どころのワンポイントで起用できるかもしれないと考え、中田良弘監督が指名を決断しました」(神戸9クルーズ代表取締役・廣田和代氏)

 そう、吉田さんはナックルボーラー! 右投げ・左投げの違いはあるものの、水原勇気とは投球フォームから決め球までそっくりだ。彼女自身は“平成の水原勇気”との愛称をどう思っているのか?

「2年前からナックルボールを投げ始めたんですけど、フォームが固まってきた頃に、お父さんが『その投げ方、水原勇気みたいだな』って言い出して、『野球狂の詩』を読ませてくれてたんです。水原勇気を見て、かっこいいなぁと思ってたので、すごく嬉しいです」

 男相手というのに不安はない?

「野球ってやっぱり男のスポーツですけど、それでも私は男の人にも負けないぞっていう気持ちが強いんです。でも男の人にはパワーでは勝てないんで、私だけの特別な何かがないかなって考えて、ナックルを身に付けたんですよ。これは男の人とも対等に戦える武器になるって。今の大きな目標は、いつかセ・リーグかパ・リーグのマウンドに立つことです!」


◆水島新司『野球狂の詩』に登場した水原勇気は左の下手投げ
◆吉田えり:小学2年から野球を始め、中学では男子に交じって野球部に所属。当時は正一塁手。女性クラブチーム「朝日トラスト」を経てプロへ

― 続発する[フィクションの現実化]を大検証【8】 ―





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