“人気爆発”男子バレーの五輪切符は石川祐希、柳田将洋の活躍が運命を握る
世界の強豪国が集まった昨年のワールドカップで全日本の若手選手たちが躍動し、女性を中心に男子バレー人気が再燃して約8か月。リオ五輪出場への期待が高まるなか、5月28日にリオデジャネイロ五輪世界最終予選男子大会が開幕。
日本と言えば「女子バレー」の印象が強いが、男子バレーは開幕前に観戦チケットがほぼ完売。1万人を収容できる東京体育館の予選7試合のチケットは、事前申込数が約2万1500席と女子の4倍以上のペースで売れたという。初戦のベネズエラ戦は女性ファンで埋め尽くされ、女子バレー以上の黄色い歓声が飛び交った。最終予選の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)も、28日の初戦が15.2%、29日が13.8%で、いずれも女子バレーを上回った。
人気を支える中心選手が20歳のエース・石川祐希だ。愛知・星城高校で史上初の2年連続高校3冠を達成し、中央大学進学後、18歳で全日本に初選出。身長191センチ、体重74キロとバレー選手としてはそう大きくない石川祐希の持ち味は、何よりもジャンプ力だ。最高到達点345センチから相手コートへスパイクを叩きつける。その甘いルックスはバレーファン以外も惹きつけ、女性誌『ViVi』の注目アスリートランキングではラグビーの五郎丸歩選手に次ぐ2位にランクインした。
選手たちの写真集も相次いで出版され、会場の物販エリアには写真集がズラリと並ぶ。今年だけでも男子バレー関連の写真集が12冊も刊行されている。
昨年4月に全日本選出され、たびたび注目されてきた心境について「僕は正直、注目されるのがあまり得意じゃないんですよね。最近、よくテレビに出させていただきますが、すごく緊張します」と口にしていた石川も、男子バレーの中心選手となった今では「バレーに注目が集まるのは素直にうれしいですね。自分自身は変わらずに競技に集中して極めていきたい」と力強く意気込む。
20歳のエース・石川祐希は「日本史上最高の逸材」とも
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