更新日:2025年05月02日 00:42
お金

元パチプロが語る「ギャンブルで”必敗”する人」に共通する“3つのパターン”。やらないと破滅する可能性大

 期待値を追い求めてギャンブルに挑む、元パチプロのセールス森田。多くのギャンブル記事を掲載している「勝SPA!」の担当編集として、さまざまなギャンブルに果敢に挑戦する実戦記を漫画でお届けする。 ハッシー橋本 パチンコ パチンコ パチンコ漫画/ハッシー橋本

第10話 「なぜ負けたのか」を考えてみるべき

 例えば一日パチンコを打って負けたとして、その日「なぜ負けたのか」という部分に目を向けないといけません。  私は元パチプロとして、いろんな人から「どうやって勝つのか?」と聞かれたことがあります。簡単に言ってしまえば、ギャンブルで勝つコツは「とにかく期待値を積むこと」、パチンコで勝つコツは「技術介入などのテクニック要素はいろいろあるけど、一番重要なのは“回転率が高い台”を打つこと」。こんなところでしょう。  負けた日の理由としては「打つ時間・回転率などの面で期待値を積めなかったから」もしくは「期待値は積んだけど運がなさすぎた」など、考えられることはたくさんあります。  そして、そういった質問をしてくる人と話しているなかで、打ち方を聞いてみると“負けている人の共通点”があったので、今回まとめてみました。

「収支をつけないこと」が破滅の始まり

 漫画で紹介した中でも、一番やってはいけないのは「収支をつけないこと」だと思います。数ある“必敗パターン”の中で最悪なのがコレです。  収支を把握せず、感覚で打ってしまっては、仮に負けていたとしても勝っているときの良いイメージだけが残ってしまいます。記録をつければマイナス収支なのに、プラス収支だと錯覚してしまうこともあるでしょう。  以前、飲み屋で知り合った50代の男性が「パチンコで300万円くらい勝った」と自慢げに話していたことがありました。そもそも抽象的な表現なので怪しいと思いましたが、年間300万円ならばガチプロなら現実的にあり得る数字なので、とりあえず詳しく話を聞いてみることに……。  すると、まず最初に見せられたのは、ドル箱が大量に積まれ、台前に座っているその人が後ろを振り返ってカメラに向かってピースしている写真。この時点で「プロは自分込みの写真をパチンコ店で撮らないだろ!」など、いろいろツッコミたくなりますが……我慢して打ち方などの話を聞いてみました。  しかし技術的な話は一切なく、なんなら「ドル箱たくさん積んでいるのが気持ちよくて、持ち玉あるのに貸玉ボタンを押していた」という話まで出る始末……。東京都は等価ではありませんので、こんなこと素人中の素人がやることです。他の話を聞いてもオカルト的な話しか出ず、この人が年間300万円勝っていることは100%ないことを確信しました。なんなら年間300万円負けている可能性すらありそうです。  ここまでくると“勝っている錯覚”というレベルではなく“ただの嘘つき”ですが、これも収支をつけないことから生まれた幻想だと思うと、改めて収支をつけることの重要性を感じられます。ちなみにその人は、それから2年後にはパチンコをやめたそうです。

歯を食いしばってでも収支をつける

 とんでもない大負けをしたときは、私だって収支を記録したくない気持ちになることがあります。ただ、歯を食いしばってでも収支を記録する。期待値を積む“ちゃんとした打ち方”ができていれば、いつか必ずプラスになるので、自分の打ち方と期待値の収束を信じて記録し続けないといけないのです。  もちろん私はしっかりと収支をつけていますが、残念ながら最近は赤字ばっかり……。なかなか期待値を積める打ち方ができていませんが、なんとか時間を作って“プロの打ち方”をしないといけません。しっかりと赤字を減らせるよう、ここから巻き返していきます! 実戦・文/セールス森田
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84

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