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“スチャダラパーの再来”と噂のTOKYO HEALTH CLUBを直撃

TOKYO HEALTH CLUB――資金は自分たちで? TSUBAME:もう完全に。みんなで3万円ぐらい出したのかな? OMAKE CLUBは今までフリーだったんですけど、初めて売り物を作った。 ――ネットでバズるくらいの手応えはあった? TSUBAME:「TOKYOGAS」という曲のPVを作ったんですけど。YouTubeを見たラッパーの方から反応があったりして。METEORさんとか。それで舞い上がって。
――僕は勝手にスチャダラパーの後継者だと思っています。 SIKK-O:それはよく書かれますよね。 TSUBAME:たまに友達にも、スチャになりたいの? とかって言われると、なれたらいいよねそりゃって。いやでもなれないから自分自身でやってきますよ、等身大でみたいな。 SIKK-O:例えがないっていう感じはしますけどね。ゆるいヒップホップかサグいヒップホップだと、ゆるいのほうに入っちゃうんだろうなっていう。 ――なるほど。今、世間ではフリースタイルやMCバトルがガーンときててるけど、逆にこっちもすごい面白いんだぞと僕は感じていて。 SIKK-O:そうやって言ってくれると嬉しいんですけど、基本はただやりたいから楽しんでいるだけって感じですね。フリースタイルバトルがダサいとかじゃなくて、スゲかっこいいなと思うんですけど、できないってだけ。 ――3rdアルバム、マンハッタンから出した『VIBRATION』の経緯は? TSUBAME:マンハッタンから声をかけてもらって、ダメでしょマンハッタンから出ちゃっていうグループだと自分たちも理解できていたんで、そこが逆に面白いなっていうので、いいんすか? じゃあ出したいっすって出させてもらった。 ――でもOMAKEは継続してという? TSUBAME:そうですね。継続しながらも、それでもいいって言ってくれているので、OMAKEも片足突っ込みながら、こっちも本気でちゃんとやる。 ――『VIBRATION』の制作過程も聞かせてください。 DULLBOY:基本的にはダラダラは始めていて、J- WAVE用に作っていたトラックとか、多少作りながら輪郭を整えていった。 TSUBAME:一応マンハッタンから出るっていうので、いつに出すっていうのは決まって、一応そこまでにある程度作りためていたんですけど、そこからちょっと形にしないとほんとにヤバいよねというので、レコーディングの期間も決められていたんで。それで詰めてって、何曲かできた時点で、タイトルの話になって、その時に『VIBRATION』というのはSIKK-Oが持ってきた。何個か候補がその時あって、みんなで話し合って『VIBRATION』のプレゼンをSIKK-Oから受けて。 SIKK-O:そうですね。作っている途中でやっぱり、マンハッタンから出すから、何か違うところがないとなっていうのはあって。まずクオリティってなんぞやみたいなところを考えて。リリックとかも今まではわりと各々が週1とかで集まって、テーマはこれでやろうみたいなことを決めた次の週にリリックを書いてきて、それをトラックにのせて入れて、できたというスタイルだったんです。今回はわりとそれぞれ入れてきて、そこで1回曲としての文脈とか、それぞれのリリックの濃度をそれぞれ細かく指摘し合って、曲のクオリティを上げる作業に結構時間をかけて。今までは録って出しな感じだったのを、リリックとかトラックもTSUBAMEが持ってきたトラックに入れてみて、やっぱりここはこの音いらないんじゃない?とか、細かいやりとりもすごいした。TSUBAMEが逆にリリックに口出すこともあったし、このアルバムは特にそこは頑張って、1曲1曲詰めてやりました。 ――なるほど。ビートをTSUBAMEさんが作ったんですけど、以前のアルバムよりもポップな仕上がりですね。それは狙っていた? TSUBAME:みんなでアルバム作る時に、わかりやすいっていうのが1個テーマだったんですよ。ほんとにポップ。それこそSIKK-Oはそれのために、SMAPのアルバムずっと聴いていて。 SIKK-O:そのためにっていうか、たまたま聴いていた。SMAPにハマってた。 TSUBAME:そのためじゃなかったんだ。 SIKK-O:そうですね。聴いていて心地いいというのは、大事にしたい感はみんな中にあって。で、一見ポップに聴こえるっていうのは大事にしていました。それがただポップで終わると別にポップで終わるんで。ポップで終わらない要素をいかに作るかみたいなところが次に大事なんで。それを考えていた。 ――いろんな要素がすごい入っているとは思うんですけど、耳心地というか引っかかりがあるというかっていうのを一番感じました。 SIKK-O:だから結局、わりと根詰めて作ったんで、売れるかどうか、売れなくても俺たちは満足しているって感じはあります。クオリティに関しては。もちろんマンハッタンの人も入ったし、スタッフが増えたんで、くれる意見も増えて客観的にいい意見も取り入れて、最終的に自分たちが納得するものにはなっているんで。 ――なるほど。すごいうまくポップフィールドにもはまっているし、ポップとしても納得できるアルバムになっていますよね。 SIKK-O:ヒップホップを頑張ったというのはあって、ヒップホップを頑張っても、結果的にそれぞれそんな、僕は特にヒップホップばかり聴いてきた人間じゃないから、ヒップホップを意識してもそういう、それ以外の人も聴けるものに勝手になってくみたいなことなのかなと思うんすけど。わりとアルバムとしてはヒップホップを、1番重点に置いて作りましたね。俺らが真面目にヒップホップであることをやってます。それが『VIBRATION』です。 ――最後に「TOKYO HEALTH CLUB」はどんなグループなのか一言で言うと? TSUBAME:ここじゃあ、今日喋ってないからJYAJIE、漢字一文字で。 DULLBOY:一文字?難しくない? SIKK-O:あのJYAJIEが口を開いた。 JYAJIE:一番ハードル高くない? う~ん、「癒」。 ――あはは、ありがとうございました。 <取材・文/神田桂一 撮影/林紘輝>
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VIBRATION

これぞ、最先端なシティ・ヒップ・ホップ

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