更新日:2022年07月15日 17:43
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意識高い系が「ビジネス書から真似するイタい行動」。見城徹、藤田晋にあこがれて…

サイバーエージェント・藤田社長に影響を受け…

「サイバーエージェントの藤田社長が麻雀好きなのは有名な話。大学生であの桜井章一氏が主催する雀鬼会に通い、今ではプロの雀士にも勝つほどの腕前を誇っています。  そんな藤田社長に尊敬の念を抱いている僕の同期は、昨年発売された『運を支配する』(幻冬舎新書)が決定打となり、社会人3年目にして麻雀を開始。やがてフリーで雀荘に通うまでにどっぷりとハマり、あろうことか遅刻の数が増加中。趣味程度に嗜まなければいけないのに、これでは藤田社長も鼻で笑うことでしょう」(25歳・男性・IT系) 「学生時代の仲間とただ麻雀をしていることを正当化するのに『あの藤田社長も麻雀好きだし』と言う同僚。そいつはパチンコもするし競艇も好きで単なるギャンブル狂いなだけ。完全に自分への言い訳だと思う」(29歳・男性・出版)

ノマド提唱者・安藤美冬氏に影響を受け「セルフブランディングオタク」に

「働く場所をオフィスに限定しないノマドワーカーの提唱者・安藤美冬氏の生き方に憧れている後輩が社内にいます。氏の『冒険に出よう』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)では、髪型・ファッションから名刺や住所まで、そのひとつひとつを戦略的に選ぶ「セルフブランディング」が大事だと書かれていたのですが、彼女はもちろんそれを実践。  ファッションなどなら私もまだ優しい目で見れるのですが、徐々にエスカレート。家で使うお皿は木のプレート、使う油が亜麻仁油になったり、Facebookの友人にする人は所属・外見で審査したりと、「ただの“こだわりが強い面倒な女”になっていっているのが心配です」(28歳・女性・IT) 「安藤さんの著作にあるように会う人にとにかく握手を実践している大学時代のサークルの後輩。笑顔が胡散臭いしおしつけがましい感謝の言葉から距離を置かれ始めています」(27歳・女性・金融)  著作のエピソードをそのまま実践するのではなく、自分の仕事や性格に合せて取り入れるべきことはほとんどのビジネスパーソンならば気づけることだ。  ひとまず“意識の高さとイタさは紙一重”ということを自覚するのが、偉大な経営者たちへ近づく一歩ではないだろうか。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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たった一人の熱狂-仕事と人生に効く51の言葉-

全てのビジネスマンの心臓に突き刺さる見城徹魂のメッセージ。


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