美しすぎるニューハーフAV嬢が半生を告白【画像あり】
そんな一本気な彼女だからこそ、最近の女装男子に対しては「中途半端だ」と苦言を呈す。
「私は男が好きで、身も心も頑張って女に近付こうと、何百万円もかけて、痛くて苦しい思いをしてきた。女性ホルモンを打てば気分も下がるし、なかには心を病んで自殺までしちゃった友達もいます。なのに、一般の人たちからは、『どっちも同じでしょ?』って、一緒にされるんです。『女装男子=ニューハーフ』って思われるのは、すごく悲しい。 “女装しているだけ”の人とニューハーフは、ちゃんと分けてほしいんです」
そんな辛さも乗り越えて手に入れた、彼女の美しさ。クラブに行けば「常に男がナンパ待ちしていた」という逸話を持つほどだ。
「次々に声をかけられるんで、飽きちゃいました(笑)。でも、今の彼氏とはクラブで出会ったんです。超ノロケ話なんですけど、今の彼と出会えてかなり性格が変わったと言われます。昔は『私なら1人でも生きていける』って尖っていたんですけど、今は『このまま月野姫を一生背負って生きていけるのかな?』っていう不安があるんです。だから、いつかは性転換をして戸籍も変えて、月野姫を忘れることが私の最終目標です」
その思いは、「月野姫」の源氏名にも込められているという。
「姫っていう名前は、初めて風俗で働いたときにお店のママにつけてもらったもの。AVに出るときに『月ぐらい高い位置にいけるように頑張りなさい』という意味で、名字が月野になったんです。だから『月野姫』の最後は、お月さんに帰って行くんですよ(笑)」
12/26発売の週刊SPA!「ニューハーフLOVE男子増殖のなぜ」では、ニューハーフを“普通に”愛してやまない男たちを実像に迫った。 <取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/水野嘉之>
デビュー作(’06年)が出荷累計9000本以上という大ヒットを記録し、ニューハーフAVというジャンルを築き上げた月野姫さん。彼女によって業界には“第3 次”ブームが到来したというが、自身は当時を「20代前半で突っ走りすぎました」と振り返る。
「私がデビューした頃は同業の若いコが全然いなくて、タイミングも良かったんだと思います。AVが売れて、(当時働いていた風俗の)お店にもお客さんが殺到して、ものすごく忙しかった。今はいろんなジャンルのニューハーフAVが出てますよね。認知度は上がっていると思うけど、まだまだ私を超えるようなスゴイ女優さんは出ていないんじゃないかな(笑)」
そもそも彼女がニューハーフになったきっかけは、「堂々と外を歩きたかった」からだという。
「10代の頃に付き合っていた彼氏と、街中で手を繋いで堂々としていたかったんです。当時は今みたいにニューハーフがテレビで取り上げられることも少なかったですし、そういうことにすごく憧れてた。それで、カミングアウトして『やるからには突っ走ろう』と。私、中途半端なことがすごくキライなんですよ」
◆女装男子は認めたくない
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