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【私的】2011年FX重大ニュース

2011年、FX業界でもいろんなことがありました。そこで個人投資家にとってインパクトのあるニュースを勝手にランキング。振り返ってみよう。
※ランキングの概要はこちら⇒http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=120045

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■トップニュースは「FX不公平税制」の解消

最大のニュースは「FX不公平税制の解消」。みんながよく使っている店頭取引FXはこれまで税制上、不当な差別をうけていた。「くりっく365」など取引所FXでの利益に対する税率(所得税+住民税)が一律20%なのに対して、店頭取引FXは最大50%。「同じFXなのになぜ税率に違いが?」と素朴な疑問が浮かんで当然の差別があったが、2012年よりこの差別は撤廃。「すべてのFXの利益は一律税率20%」となる。この決定の背景には、元為替ディラーであり現衆議院議員のマット今井氏の尽力も大きかった模様。マットさん、GJ!

■個人投資家が日銀砲と同レベルの銭闘力を獲得

2011年9月にはFX業界全体の預かり証拠金残高が1兆円を突破した。同じころ、家計の外貨預金残高は約5兆円。外貨預金に比べるとまだまだ小さいので、伸びる余地は大きい。ちなみに10月末、米ドル/円を約4円押し上げた日銀介入の規模は過去最大の約7兆円。日本のFXマネーが7倍のレバで運用されると、米ドルを4円押し上げることができる計算になる。夢がある話じゃないですか。

■投機性求める投資家はFXからBOへ

2010年に上限が50倍に設定されたレバレッジだが、今年は第二段階として8月から上限25倍へと引き下げられた。FXの投機性は薄まったが、一攫千金を夢見る層が駆け込んだのがバイナリーオプション(BO)。あっという間に資金が10倍、20倍へとふくれあがる投機性の高さが支持を集めて、BOの取扱会社は6社まで増えた。2012年もまだまだ増えそうな気配濃厚だ。

■シグナル配信は修羅の道

トレーダー関係では、2つの動きが。ひとつは一時、人気を集めたシグナル系サービスの衰退。シストレと違い、トレーダーが自分の頭で取引を判断、ココだ!と思ったらシグナルを配信するサービスだが、シグナル配信は修羅の道。普段は普通に儲けているトレーダーでも、シグナルを配信し始めたとたん勝てなくなるのが、なぜだかFX界隈での常道。エントリータイミングの微妙なズレ、プレッシャーなどの要因はあるのだろうが、成績不振をうけて、「トレードメッセンジャー」などシグナル系サービスは総じて不調&撤退を余儀なくされた。

■生き様を見せつける「FX芸人」に賞賛を

最近の流行りはUストリームやニコニコ生放送でのトレード生配信。毎月第一金曜日の雇用統計ともなると、FX放送が続々と始まる。こうした流れのなかで誕生したのが、体をはって笑いを提供する「FX芸人」。その代表格が「三空」氏だろう。トレードが裏目ったときの「顔芸」、個人投資家の域を超えた「話芸」、『笑っていいとも』出演時に見せた新たな一面である「スベリ芸」は「三芸」と賞賛するにふさわしいものだった。また、ニコニコ生放送でも、「ネクスト三空」とも呼ぶべき存在がちらほら散見される。FX芸人は体をはり、身銭を切って楽しみを提供してくれる存在。彼らのFX芸が楽しみでしょうがない一年でもあった。

そんな感じで今年も僕らに楽しませてくれたFX。2012年も、驚嘆絶句させてくれるトレーダー、使わずにいられない斬新なサービスの登場に期待したい。
<文/高城泰(ミドルマン)>

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