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『龍が如く6』×山下達郎もいいけど『マフィア III』も最高!音楽にシビれる海外ゲーム5選

④Saints Row 絶妙なクラシック使い  箱庭ゲーの中でも、特におバカ度の高いシリーズ。ただ、新作が出るたびに“バカをやらされている”システムになっていったのは残念だ。その意味で、第1作のようなバランスがちょうどよかったのではないだろうか。  要所で効いていたのが、クラシック音楽。特にカットシーンで流れるドリーブの「Flower Duet」は、今でもふと思い出すほど効果的だった。 ●Saints Row – 50 – Battlefield Promotion

⑤Red Dead Redemption ゲームに負けなかったオリジナルソング

 最後は、西部開拓時代のアメリカが舞台の作品。ゲームそのものもさることながら、岩山に沈む夕日のグラフィックスを見るだけでも価値のある一本だ。  そのエンディングで流れるのが、オリジナルソングの「Deadman’s Gun」。既存の楽曲からチョイスするのではなく、あえてこのために曲を作ったところに制作陣の本気を感じる。  ヘタをするとぶち壊しかねないのだが、ここでは見事に物語を締めている。無理に20世紀初頭にこだわらず、オルタナカントリー風にしたのがよかったのだろう。 ●Red Dead Redemption “Far Away” Music Video (Red Dead Redemption OST)
●Deadman’s Gun performed live by Ashtar Command
 というわけで、『龍が如く』と山下達郎のコンビも、こうした名作群に加わるだけの化学反応を起こすことができるだろうか? 12月の発売を楽しみに待ちたい。 <TEXT/石黒隆之>
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。Twitter: @TakayukiIshigu4
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龍が如く6 命の詩。

桐生一馬伝説、最終章


マフィア III

自らのファミリーを率いて広大なニューボルドーの街の裏社会を支配せよ。

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