実は燃費だけじゃない!意外と知らない便利なプリウスの秘密
スペシャルサイトによると、毎年12月は交通事故の発生件数、負傷者数、死亡者数共に1年の間で最も多い時期だそうだ。同サイトにある、全国約1900地域(市区町村)の「危険度判定コンテンツ」によると、事故件数ワースト1位は愛知県名古屋市で年間1万4555件もある。
<出典:交通自己総合分析センター(平成27年の交通事故件数)及び政府統計の総合窓口>
そんな交通事故が増える時期に合わせて、改めて注目したいのがクルマの先進安全機能だ。
◆「特プリウス」に搭載される4つの先進安全機能とは?
例えば、特プリウスに搭載される衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」は、自動ブレーキ(「プリクラッシュセーフティシステム」)、車線逸脱アラート(「レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)」)、追従走行支援(「レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付/全車速追従機能付)」)、自動ハイビーム(「オートマチックハイビーム」)、からなる先進安全機能だ。フロントウインドウ上部に設置されている単眼カメラとフロントエンブレム裏に隠れているミリ波レーダーの組み合わせで歩行者検知などを行う。
自動ブレーキ(「プリクラッシュセーフティシステム」)は、歩行者に対しては時速約10~80kmの速度域で作動し、歩行者との速度差が時速約30kmの場合、衝突を回避もしくは被害の軽減を支援してくれる。対車両では時速約10kmから作動。止まっているクルマに対しては時速40kmの場合、衝突回避を支援してくれる。
車線逸脱アラート(「レーンディパーチャーアラート」)は、道路上の白線もしくは黄色線を単眼カメラで認識し、ウインカー操作を伴わずに車線を逸脱しそうになると、警告音とディスプレイ表示で知らせつつ、電動パワーステアリングを制御することで車線内にクルマを戻すサポート機能を搭載(時速約50km以上で作動)。
追従走行支援(「レーダークルーズコントロール」)は、時速0~約100kmで作動し先行車を追従走行。先行車が停止すると停止を維持し、ドライバーの操作により再び追従走行を開始する。
自動ハイビーム(「オートマチックハイビーム」)は、自動でハイビームとロービームを切り替えるシステム。切り替え忘れを防ぐだけでなく、手動による操作の煩わしさから、ついついハイビームを使わないといったこともなくなる。
◆燃費よりも大事!? あると便利だった先進安全機能
この4つの先進安全機能はどのあたりが便利なのか? 紅葉を見に休日に出かけてみるとよくわかる。
休日の高速道路は混んでいるため、なかなか自分のペースで走り続けることは難しい。頻繁にレーンチェンジを繰り返すクルマ、スピードが速いクルマや遅いクルマ、突然ブレーキを踏むクルマなどさまざま。そんなとき先行車を追従走行してくれる追従走行支援(「レーダークルーズコントロール」)は便利だ。いわゆる自動運転ではないが、こちらが指定した車間距離を保ち、先行車との距離が詰まれば減速、離れれば指定した速度まで加速し、追従走行してくれる。もはや高速道路を使った長距離ドライブには必須の機能だ。
同時に車線逸脱アラート(「レーンディパーチャーアラート」)も便利だ。高速道路はただの直線ではない。アップダウンもあれば、それなりにカーブもある。ついついハンドル操作が遅れがちな人や逆に早すぎる人などには安心の機能だ。
そして意外に便利なのが自動ハイビーム(「オートマチックハイビーム」)。都心は夜でもそれほど暗くないので、ハイビームの必要性をあまり感じないかもしれないが、郊外の夜はけっこう暗い。それこそ紅葉を見に行くような場所は、日が暮れるとかなり暗い。そんなときはハイビームにするといいのだが、先行車や対向車に気を使ってなかなかハイビームにできないもの。クルマのライトはハイビームが基本なのだが、ハイビームが原因で他車とトラブルになるケースもある。そもそも先行車や対向車に気づくたびに切り替えるのが面倒だ。
そんなときに便利なのが、自動ハイビーム(「オートマチックハイビーム」だ。試してみると、自分が気づくのと同じかそれ以上の感覚で、ライトを自動で切り替えてくれる。緩いカーブの先にいる先行車や対向車にもすばやく気づく。他車を気にせずにハイビームで遠くまで照らすことができれば、それだけで危険を素早く察知できるというものだ。
最後に自動ブレーキ(「プリクラッシュセーフティシステム」)だが、これはわが子から目を離さない親の見守りのようなもの。どんなに注意していても事故が絶対起きないとは言えない。最悪の事態を最悪じゃなくしてくれるのが自動ブレーキ(「プリクラッシュセーフティシステム」)。最後の砦いやお守りだ。
ちなみに、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」には「P」と「C」の2種類があり、機能面での2つの違いは、「C」がカメラとレーザーレーダーを組み合わせるのに対して、「P」はより遠くまで検知できるミリ波レーダーを採用している。そのため「C」では時速30㎞まで衝突回避を支援してくれるのに対して、「P」では時速40kmまで対応可能。さらに歩行者も検知できる。
◆今なら先進安全機能が標準装備の「特アクア」と「特プリウス」が買い!
この「Toyota Safety Sense」を標準装備した特別仕様車が「特アクア[アクア特別仕様車S “Style Black”]」(税込み199万6037円)と「特プリウス[プリウス特別仕様車S “Safety Plus”(2WD)]」(税込み269万3520円)。普通のアクアやプリウスと違い、最初から衝突回避支援パッケージがついている。燃費のよさでアクアやプリウスを選ぶのは正しい。アクアもプリウスも燃費がいいのは間違いない。しかし、燃費のイメージが強すぎてアクアやプリウスは燃費だけ、と思うのは間違いだ。
そして、こうした数値に現れない便利さは乗ってみないとわからないもの。どの程度、スゴイのか? 交通事故が増加する時期の前に実際に試乗して、燃費以外のアクアやプリウスの魅力にも触れてみてほしい。詳細はスペシャルサイトまで。<取材・文・写真/日刊SPA!取材班>
●特アクア・特プリウス
提供/トヨタ自動車
交通事故が増える時期に向けて、衝突回避支援パッケージ 「Toyota Safety Sense」を標準装備した特別仕様車「特アクア」「特プリウス」の
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