音程が悪いと吐き気がする、合コン相手の給与を計算…「困った職業病」にかかっちゃった人々
古本屋を営む櫛田博信さん(仮名・51歳)は、「せどり」のためブックオフに行き「本棚をふわっと見ると、初めて見る本のタイトルだけがポツポツ浮き上がって見える」と話す。また、「在庫用の本を30冊ほどまとめて結ぶのを1本と呼ぶんですが、ピシッと決まるとその日は調子がいい」。ゴミ捨て場にある本の縛りが緩んでいたりすると、「こんなんじゃダメだよ」と、わざわざ縛り直すこともあるという。
フィリピンのセブ島に在住しながら、法人向けのオンライン英会話講師を務める松山隆さん(仮名・33歳)は、「日本人女性に前よりも過剰に興奮するようになった」。それは一体、どういうことか。
「自己主張が強い割には夜の情緒に乏しい海外の女性に多く接するにつれ、恥じらいのある日本女性の良さを再確認しました。これはセブ島で働く邦人男性の間ではよくあることなんですよね」。
今、話題の職業では週刊誌敏腕記者(37歳)。「秋葉原に行くと、つい『飛び道具』的なものに目がいく。特にカメラ内蔵型のメガネ、ペン型録音機器などは新しいタイプが出るとすぐにチェックする」という。また、『J』記者(31歳)は「取材での出来事を小説風の日記にしたためる」という。理由は「何となく落ち着くから」。いつもスクープお疲れさまです。
そして、大手広告代理店「D」では「他社の企画を見て勝手にクライアントやスタッフを推測し、『俺のほうがうまく作れる』などと謎の虚勢を張る人が多い」(木下麻衣さん・仮名・35歳)とか。激務によるものだろうか。
取材・文/SPA!変な職業病研究所 写真/菊竹 規
― 私の[ヘンな職業病] ―
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