鉄オタに意識改革が起きた!? 貨物列車グッズが売り上げ急増中
鉄道ライターの小佐野カゲトシ氏は、貨物列車にある「懐かしさ」がファンの心をとらえているのではと分析する。
「国鉄時代は、電気機関車やディーゼル機関車が、全国各地で列車を引っ張っていました。ですが今では見る機会がグンと減っています。機関車が列車を引っ張る姿は、SL時代から続く鉄道の原風景。懐かしい姿を求めて、貨物列車に心を惹かれるファンが増えているのでは」
工業地帯を走る貨物鉄道には、JRから姿を消した、懐かしい光景が残っていると言う。
「カレンダーを販売している衣浦臨海鉄道は、現在でもタブレット(通票)を使っています。タブレットを駅員が運転士に渡す姿を国鉄時代はよく見かけましたが、安全システムの電子化ですっかり見なくなりました。カレンダーには、タブレットを渡す風景がバッチリ収められています」
懐かしの光景を求める“貨物列車鉄”は、今後も増えていきそうだ。
取材・文/渡辺雅史
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