更新日:2018年09月19日 18:23
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40代はもっとも睡眠の質が悪い。睡眠を妨げる「3つの悪」とは?

 そこで、梶本氏に睡眠の質を向上させる秘術を提案してもらった。 「寝酒は睡眠の悪でしかありません。酒が残ったまま寝てしまうと、夜中に目が覚めてしまうことがありますが、あれは自律神経をお酒によって麻痺させてしまった結果。就寝前3時間は飲酒を控えるべきです。また、寝る直前にスマホやパソコンなどを使ったり、深夜にコンビニのように照明が明るい場所に行ったりすると、交感神経が働いて覚醒してしまうので注意です。いびきをかく人は、抱き枕などで横向きに寝る仕組みをつくるなどの対策をすれば、起きたときの疲労感も軽減するでしょう」
深夜のコンビニ

深夜のコンビニのような明るさは脳が昼間だと勘違いする。寝る前は部屋も薄暗くして寝る準備を整えよう

 さらに、睡眠の大きな障害となるのが、日中のストレスだ。 「精神的に不安なことがあると、どうしても眠る直前にイヤなことを思い出しては、悶々としてしまいます。これが、脳への刺激となり、なかなか眠りにつくことができなくなってしまう人も多いです。ストレスは自分で原因を消すことは難しいですが、第三者に話すなど、己のメンタル具合を計算してみて、ストレスの原因を理解すると対処がしやすいと思います」  つい軽視しがちな睡眠だが、ぐっすり眠れば、驚くほど回復するのも事実。よく眠るために逆算して過ごしてみることが重要だ。
梶本修身氏

梶本修身氏

<睡眠を妨げる3つの悪> ・就寝前の飲酒 ・夜、コンビニに行く ・昼間のストレス(自律神経の乱れ) 【梶本修身氏】 東京疲労・睡眠クリニック院長医学博士。大阪市立大学大学院疲労医学講座特任教授。著書に『すべての疲労は脳が原因』(集英社)などがある ― 疲労を超回復させる秘術 ―
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すべての疲労は脳が原因

真に有効な疲労対策や乳酸、活性酸素、紫外線、睡眠との関係などを明らかにし、疲労解消の実践術を提示

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