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40代はもっとも睡眠の質が悪い。睡眠を妨げる「3つの悪」とは?

 たかが疲労、されど疲労。日頃から当たり前のように疲労を抱えすぎていると、つい放置しがちではないだろうか。もしくは改善を試みるも改善されない人もいるだろう。疲労の正体に着目し、より効果の高い疲労回復法を紹介する。

40代はもっとも睡眠の質が悪い。寝酒や夜の刺激は極力避けるべし

 脳疲労をリセットさせるもっとも効果的な方法は睡眠だ。だが、この睡眠すらままならないという声も多く、実際、総務省統計局が発表する平成23年度の「社会生活基本調査報告」を見ても、40代の睡眠時間が最短とのデータもある。多くの40代が公私で何らかのストレスにさらされており、自律神経が大きく乱されているという現実がある。 ⇒【資料】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1243142
年代別睡眠時間

【年代別睡眠時間】40代男性の平均睡眠は、40~44歳が7.22時間。45~49歳が7.19時間だとか(総務省平成23年度社会生活基本調査より)

 『すべての疲労は脳が原因』の著者で東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身氏は自律神経と睡眠の関係についてこう説明する。 「自律神経には日中の緊張状態を保つ交感神経と、夜にカラダをリラックスさせる副交感神経という2つの神経があります。睡眠時に、交感神経から副交感神経への切り替えがうまくいかないと、カラダが緊張したままで寝つきが悪くなる。眠り自体も浅くなります。入眠できたとしても夜に何度も起きてしまうなどの症状の方もいるでしょう。さらに、40代の4割がいびきをかくと言われていますが、いびきも睡眠の質を下げます」
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睡眠の質を向上させるには?
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すべての疲労は脳が原因

真に有効な疲労対策や乳酸、活性酸素、紫外線、睡眠との関係などを明らかにし、疲労解消の実践術を提示

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