“三流サラリーマン”がやりがちな仕事の進め方
ただ運が悪いようにも思えるが、これにムーギー氏は警鐘を鳴らす。
「仕事に優先順位をつけるのは、プロとしてもっとも重要で基本的な意思決定です。これができないとなると、今後あらゆる局面でミスを繰り返していくことでしょう。集中力は優先順位の判断との組み合わせで、初めて役に立ちます。“今やっている場合ではないこと”に打ち込んで、トラブルに発展するのが、三流たる証しです」
佐藤さんの考える解決法は、「マルチタスキング」だそうだが……。
「近年の研究で、マルチタスクでの生産性は、ひとつのことに集中したときに比べ、劣ることが明らかになっています。三流の仕事を同時に進めるのではなく、一つ一つの仕事にこだわり、どれを先にやるのか神経を使うべきです」
同時にこなすよりも、集中する作業の優先順位を正しく判断する。それが三流からの脱出法だ。
●ココを直せば脱三流!
同時にいくつもこなすのではなく、優先順位を決める
【ムーギー・キム氏】
’77年生まれ。慶応大学卒。INSEADにてMBA取得。外資系金融機関、コンサルティングファーム、投資ファンドなどで働く。3冊の著書は累計45万部の大ベストセラーに
― [三流な人々]改造計画 ―
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