『君の名は。』新海監督の原点はエロゲーだった!? 2016年のエロゲー業界、最大の話題に
そのほかにもエロゲー業界では、さまざまな動きがあったという。業界に詳しいルポライターの昼間たかし氏にトピックを挙げてもらった。
「目が覚めたら自分が美少女になってしまうTSF(トランスセクシュアルファンタジー)や、男の娘ジャンルはエロゲー以外でも幅広く人気ですが、男が妊娠する『女装学園(孕)』は今年のイチオシです」
今年は、エロゲー全体としては旧来のパッケージ販売のスタイルからシフトがさらに進んだ。
「大手のDMMが古いエロゲーの版権を買い、ソーシャルゲーム化しています。どれも、エロシーンが見られるカードバトル。なつかしの『夜勤病棟』とか『同級生』までバトルできるのです」
こうしたDMMの「ソシャゲ路線」を良しとしない開発・販売元は、海外に活路を見出している。
「ゲーム内言語を英語化する必要がありますが、ビジネスとして有望だと思います。これまでエロ漫画は海外ユーザーが勝手に翻訳して楽しんでいましたが、エロゲーはハードルが高かった。もし英語版が正式にリリースされたらブレイクの可能性がありますね」
来年は反転攻勢なるのだろうか?
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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