結局、自分の手が一番汚い! 雑菌測定した結果にがく然
このまま食事しようとしていたなんて……、己の愚かさに戦慄し、慌てて布のおしぼりで念入りに拭いてから再測定すると、「おしぼりで拭いた手」の数値はそれでも9392。まだまだ「素手の衛生基準値」の1500より全然汚い。それならばと、化粧室の水道で30秒間ゴシゴシと洗ったら、「水で洗った手」はやっと3474になった。これで、ようやく「BARの床」(3644)とタメを張れるレベルである。この時点で、自分の手をなめるのも床をなめるのも、大して変わらないなんて……。
最後に、薬用石鹸を使って念入りに洗ったところ、「石鹸で洗った手」の数値は2070まで下がってひと安心。ただし、これはエアタオルで乾燥させたときの話。試しに「ハンカチで拭いた手」を計測したところ、また5000近くまで上がってしまった。せっかく石鹸で洗っても、それを拭くハンカチが汚ければ意味がないのだ。
⇒【写真】はコチラ(石けんで洗った手)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1253866
普段の自分の手がいかに汚いかを思い知らされ、「ノートパソコンのキーボード」が10171という測定値を叩き出してしまったことにも納得。「ネットカフェのキーボード」(16908)よりかろうじてキレイだったことだけが救いか。子供の頃に親や先生が「小まめに手を洗いなさい」と口うるさく言っていたのは、決して間違っていなかったようだ。
●桑満おさむ氏による判定コメント
手を洗うときはゴシゴシとこすり、汚れ(雑菌)を物理的に落とすことが重要です。石鹸を使う場合には、泡立てることよりも、洗い流すことを意識しましょう。おしぼりの場合も同様に、キレイに拭き取りましょう
【桑満おさむ氏】
五本木クリニック院長。各メディアを通じて医療分野の情報発信にも力を入れる。著書に『医師がすすめる美容治療 すすめない美容治療』(プチ・レトル)
※今回は「雑菌の繁殖しやすさ」で測定。飲食店や食品工場で実際に使われているATP+AMPふき取り検査器「ルミテスター」という機器を使用した。また、測定値は必ずしも危険性を示すものではありません。
― 冬場の意外な[雑菌スポット]大測定 ―
1
2
『医師がすすめる美容治療 すすめない美容治療』 、医師だからこそ分かる、良い美容治療、悪い美容治療、そして医師やクリニックを選ぶときのポイントを伝授! |
ハッシュタグ