有馬記念の狙い馬は「地味なご当地アイドル馬」
「ゴールドアクターがその典型で、祖父・グラスワンダーが有馬記念連覇を筆頭に中山で5戦4勝だった血を受け継いでコース適性は抜群。まさに中山競馬場を走るために生まれてきたような馬にもかかわらず、スターホースに比べると地味な存在だったので人気にならず、ハイリターンを期待できたのです」
今でこそ超一流馬の仲間入りを果たしたゴールドアクターだが、昨年の有馬記念の時点では、地味めの血統、騎手はGⅠ未勝利の吉田隼人、厩舎もマイナーな中川厩舎と、ご当地アイドルらしい“地味なプロフィール”がたたって3連勝中でも8番人気という低評価だった。
「大多数の競馬ファンは派手なプロフィールの馬を買いたがりますが、それは当たったとしても配当が低い“儲からない馬”。逆に、地味な馬は能力や適性があっても目立たないので人気になりづらく“儲かる馬”になるんです」
言うなれば、露出の多いメジャーアイドルを後乗りで応援するより、マイナーアイドルを自力で見つけて応援した方が夢を見れるということか。しかも、ライト層が数多く参加する有馬記念は大衆心理が強く働くため、派手なスターホースがより人気を集めるのも、儲けやすい一因とか。
「オッズは相対的なものなので、人気が集中するほど、それ以外の馬券のオッズが高くなる。特にスターホースが人気を集める有馬記念では、人気薄が絡めば、すぐに万馬券、10万馬券が飛び出します。そして、先述したように有馬記念は中山適性がある穴馬が高確率で馬券に絡むレース。つまり、印や人気だけを見て人気馬決着の低配当の馬券を買うのは、ハイリスク・ローリターンの極みと言えます」
『週刊SPA!12/27号(12/20発売)』 表紙の人/ 前田敦子 電子雑誌版も発売中! 詳細・購入はこちらから ※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める! |
『回収率を上げる競馬脳の作り方』 まぐまぐ! 有料メルマガ・ギャンブル部門の読者数1位を誇る若き競馬予想家の予想メソッドを完全解説。競馬で儲けたいと考える全ての競馬ファンに捧げる、競馬脳を鍛えるための教科書である。 |
ハッシュタグ