有馬記念の狙い馬は「地味なご当地アイドル馬」
過去10年のレースを振り返っても、馬券内である3着までを人気馬(5番人気まで)が独占したのは2013年のオルフェーブル(1番人気)、ウインバリアシオン(4番人気)、ゴールドシップ(2番人気)のみ。10年間で3連単10万馬券が4回飛び出すなど、本命サイドが売れるのとは対照的に有馬記念は“荒れるレース”なのだ。
「そう考えると、『有馬は穴馬を狙って流した方がお得なレース』といえます。僕も昨年はゴールドアクターから馬連&馬単の流し馬券を手広く買って的中させました。ここで肝心なのが、『穴馬のヒモは絞らないこと』です。人間心理として馬券は点数を絞ることがカッコイイと考えがちです。ですが、荒れるレースは、ヒモを堅くして当てにいくよりも思い切って手広く攻めるべきです。相手抜けでは、折角ハイリターンが見込める穴馬を見つけた苦労が台無しになる。有馬記念は16頭立てですから、総流しでも15通り。つまり、配当が最低で20倍くらいあるようなら流しておくのが正解です」
そんなTARO氏の今年の本命は、今週発売の本誌12月27日号で「万馬券クィーン」こと松中みなみさんとたっぷりと語っているのでチェックしてほしい。
ちなみにTARO氏いわく、「競馬のような不確定要素満載のギャンブルでは、パーフェクト的中は事故のようなもの。そこを理想とするより、当たり損ねでもヒットになる馬券を買うことが大切」だとか。つまり、「いかに上手く当てるか?」ではなく「いかに上手く儲けるか?」が馬券の本質。そのコツを掴みさえすれば、素人でも玄人以上の回収率を叩き出せるようになるという。詳しくは12月24日発売の『回収率を上げる競馬脳の作り方』(TARO著/扶桑社新書)に網羅されているので、ぜひ年末年始の馬券購入の参考にして、新年を博打の儲けで豪勢に祝おうではないか!
取材・文/SPA!競馬予想班
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