便利過ぎるサービスが従業員を“殺す!” アパレル店員、ネット通販の台頭で仕事終わりに配達までも…
サービスが至れり尽くせりになるのはありがたい話だが、現場で対応する側はたまったものではない。
「ただでさえ安いセール品も、今は保証の対象になってたりする。仮止めの糸が付いていただけで安くするはめになったり、『他店より高かったからと値下げします』なんてサービスも地域によっては大迷惑ですよ。クリスマスの時期もプレゼントされる本人が来店できないので、サイズが合わなければ後日交換など、当日をすぎても大忙し。昔は商品に問題がない場合は基本的に返品不可だったんですけどね」
店員のイライラは募るばかりだが、悲しいかな「サービスが売り上げを左右することはデータにも出ているので、上からの指示には従うしかないんです」とのこと。その結果、さらに仕事は増えていく。さらにネット通販の台頭で販売店側にはこんな苦労ものしかかり始めているという。
「自宅までお届けするサービスも大変。仕事終わりに荷物を積んで自分の車で届けたり、配達員かよって感じです。また、アパレル店はどこも飲食厳禁ですが、モールでは食べ物を買って、そのまま買い物する客も多い。一通り物色したあと棚に置いていかれたコップを捨てるところまでやらされるんです」
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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