「過剰なサービス」を求められる飲食業界、現場の従業員からは悲鳴が…
もともと特別だったイベント事が当たり前になりすぎて、サービスが過剰になったケースには“バースデーケーキ問題”もある。
「誕生日の客に無料でケーキをサービスする店がありますよね。あれが当たり前だと思っている客がドンドン増えているんです。カップルで訪れて、それとなく誕生日だって伝えてくる。で、食事が終わっても帰らずに、チラチラとこちらを見てくるんです。追加の注文かな?と思って聞きにいくと、『ケーキ、まだ? 誕生日なんだけど!』とブチ切れられたり」
1杯無料やチェキの撮影などのサービスが増えているのも、こういう背景があるのかもしれない。こういった“プレゼント”はクレーム対応でも発生する。
「こちらに100%落ち度があるならまだしも、グレーなケースでもクレームをつけてくる客が多い。冬場だとコートのフードの毛が料理に混入することがあるのですが、これを見つけて『髪の毛が入ってる!』と騒がれるんです。料理の交換は当然ですが、『タダにしろ』はさすがに対応できない。代わりに1杯サービスや割引券を渡すという話になり、ドンドンやることが増えてきました」(ホテルマン)
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