更新日:2022年08月22日 02:38
カーライフ

新型「MINIクロスオーバー」はバーバリーのトレンチコートが似合うSUV【カーライフエッセイスト吉田由美】

◆デザインはMINIファミリーの中で、もっともボリューミー  このほか「MINIクロスオーバー」は、SUVらしく屋根の上にレール、リアのボディ下にはアンダーカバーが装備されています。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1289474  見た目で大きく変わったのはヘッドライトのデザイン。現行型が縦の楕円形だったのに対して、新型はほぼ横広で現行型よりシャープな印象。初採用となる日中走行用のLEDライトが目にインパクトを与えます。おかげで霧の多いイギリスでも、遠くからでも「MINIクロスオーバー」を認識することが可能でした。 「MINI」の特徴である中央の計器はタッチスクリーン式になり、スマホ慣れしている人には直感的に使いやすくなりました。さらにこの計器では、カーナビのディスプレイなどに加えて、「MINIカントリータイマー」という、SUVらしいユニークな機能がつきました。これは、悪路を走ったことをクルマが記録する機能で、「MINIコンバーチブル」の「オールウェイズオープン」と同じような考えのもとに搭載。さすがはMINIファミリー!  今回のイギリスの試乗では、一般道でガソリンエンジンの二駆の「MINIクーパーS カントリーマン」、オフロードのどろんこ道では四駆の「MINI クーパーS カントリーマン ALL4」、いずれもガソリンモデルに試乗しましたが、日本に導入されるのはディーゼルエンジンの「MINI クーパー Dカントリーマン」の二駆と四駆、あとは四駆の「MINI クーパーS Dカントリーマン ALL4」の3モデル。試乗したガソリンモデルが先代よりもいい感じで、より滑らかに力強くなっているので、日本に導入されるディーゼルモデルにも期待できそう。  私が思うMINIは、バーバリーのトレンチコートのイメージ。デザインや素材が少しずつ変わっても、変わらない品と存在感で、あらゆる世代を魅了する…。「MINI クロスオーバー」は、そんな車だと思います。 <取材・文・撮影/吉田由美 写真/BMW JAPAN>
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