目を閉じて考えれば豊かな表現のエロ小説が書ける

本誌女性ライター3人が挑戦!
プロが容赦なくダメ出し!

最後に「素人には負けられん!」とばかりに女性ライター3人が、官能小説家・館淳一氏にお題をいただき、執筆に挑んでみた!

【館淳一氏】
1943年、北海道生まれのSM官能小説家。サンスポ主催の官能小説家講座に毎年講師役も務める。最新刊『淫らなお仕置きをいかが?』も発売中

【尾谷幸憲】
37歳バツイツの作家兼ライター。東京スポーツに連載していたものを一冊にした新書『ヤリチン専門学校』が現在スマッシュヒット中!

挑戦者:ライターB
エロトークは好きだが、実体験の話を振られるのはNGらしい

お題『男の声』

「明日は下着をつけず出社して」。
電話口の彼に一度は抵抗するも、あの甘く優しい声は私の子宮の奥まで響き、体が支配されてしまう。そして翌日。服の下は無防備なままだ。仕事中にもあの甘い声が何度も蘇り、体が疼いていた。スカートが汚れると恐れて何度もトイレに立ち、周囲からは「具合でも悪いの?」と心配される始末だ。7度目のトイレのとき、携帯が鳴った。「第1会議室まで来てくれる?」。淡い期待を抱きながら急いで会議室へ向かうと、「例のプロジェクトの件だけど」と私に淡々と仕事の話を進めてくる彼。潤んだ瞳で彼に視線を送ると「何、どうしたの?」、「何も言ってくれないの?」、「ふふ、ちゃんと言わないとわからないよ」。私の心も体も見透かしたような言葉に、もう火がついてしまった体を抑えることができない。「すごく濡れていて、……触ってほしい」。無言のまま私を見つめていた彼は、私の右太ももに手を置き、茂みの奥へと這わせてきた。「会社でこんなに濡らしているなんてエッチだな」。愛液の源流を探るように彼の中指が割れ目へ到達、クチャという音が会議室に響いた。「声を出すな」。左手で口を塞がれ、耳元で囁かれた瞬間、中指が私の奥へ差し込まれ、私は真白な世界に飛んでしまった。

【評価】
目を瞑り五感が研ぎ澄まし豊かな表現を書くべし!


館:甘く優しい声では、まだ表現が乏しい。そこで素人の方は一度目を閉じてみて欲しい。自分が「盲目」になったと考えて、視覚の情報なしで今一度相手がどんな声か、または自分が一番好きな声、過去に自分が感じた声を考えれば、自ずと表現は豊かになる。この盲目の考えは声だけでなく、匂い、肌触り全てに当てはまる。

尾谷:テーマが「男の声」の割には、「声」で女性が感じている描写が少ない。僕もヤラれたことがあるけど、耳元で吐息が掛かりながらいやらしいコトを言われたらゾクゾクするじゃないですか。背筋がキュンとなったり。和田アキコだって、耳に息を吹きかけられたら弱いんだから!!

― [素人エロ小説]のスゴい中身【9】 ―




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