ヒアリよりも危険!? 都市部にも生息する、凶暴性ナンバーワンの殺人バチ
危険なハチ代表ともいえるオオスズメバチだが、実は他にも危険なハチはいるという。
「キイロスズメバチはオオスズメバチの次に好戦的で、生ごみなども食べるため、都市部でも生息できる。おまけに排水溝や換気扇、公園のベンチなど、どこにでも巣を作れるので、いつ遭遇するかわからない。都心部に限っていえば、もっとも危険なハチといえます。また、コガタスズメバチは草取りや庭の手入れをしているときに、巣の存在に気づかずに揺らして刺されるケースが多いです」(同)
我々の気づかないところで、ハチが思わぬ“ハニートラップ”を仕掛けているかもしれない。
<要注意の殺人バチ>
・キイロスズメバチ
なんでも食べるため、缶ジュースに付着した汁に寄ってくる場合もある
・コガタスズメバチ
人間の居住地付近に巣を作ることが多く、刺傷被害は非常に多い
・アシナガバチ
おとなしい性質だが、スズメバチに匹敵する猛毒を持つ。都市部にも出没
「キイロスズメバチは柱などにも巣を作る。ハチよりも巣自体に近づくのがもっとも危険」(金杉氏)
【金杉隆雄氏】
昆虫をテーマにした体験型教育施設「県立ぐんま昆虫の森」昆虫専門員。専門は蚊だが、それ以外のハチ、クモにも造詣が深い
【西海太介氏】
セルズ環境教育デザイン研究所代表。著書に『子どもにも教えたいハチ・ヘビ危険回避マニュアル』(ごきげんビジネス出版)
― [最凶殺人虫]図鑑 ―
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