食中毒に大腸ガン、E型肝炎に…身近に潜む危険な人気食品ランキング
コーヒーは3~4杯程度なら心臓や脳血管などの病気で死亡する確率を4割ほど下げる効果があるという研究結果も出ているが、内科医・大和田潔氏は飲みすぎによる弊害も指摘する。
「脳が疲れるとアデノシンが増えて眠くなります。一般にカフェインは脳を刺激して目が覚めると勘違いされていますが、アデノシンのレセプターを一時的にブロックして眠気を弱める作用しかありません。アデノシンは溜まったままなので、問題を先送りしているだけ。一時的に眠気がひいたとしても脳自体のパフォーマンスは落ちているので、短時間でもいいから寝るべき。また、カフェインの取りすぎは手の震えや動悸の原因になり、コーヒーを立て続けに飲むと、急性カフェイン中毒になってしまう人もいるほどです」
鹿や鴨など野生鳥獣の肉・ジビエ。イタリアンやフレンチ、日本の郷土料理として振る舞われるほか、近年では専門店もあるほどの人気食だが、健康を害する恐ろしい一面も。フードプロデューサーの南清貴氏は、こう警鐘を鳴らす。
「ジビエは本来食用として育てられたものではないので、牛や豚、鶏など普通の食用肉に比べ、解体時に菌類が付着する可能性が高い。その菌が体内に入れば食中毒を起こす危険性も高まります」
刺し身はもちろん、中がレア状態の「生食」は絶対にNG。国立感染症研究所によれば、ジビエを摂取して発症したE型肝炎患者が過去最多を記録したという。
「しっかり加熱すれば菌は死滅しますが、鴨のローストやステーキを提供する店は多くありますし、E型肝炎は時に重篤な急性肝疾患に進展し、致命的となるケースもあるので絶対にやめてください」
<食べたら危ない!はやりもの食品ランキング>
1位 「生が通」だと思いがちなレアハンバーグ
2位 熟成中に菌も!繁殖されている熟成肉
3位 豚骨よりヘルシーに見えるが…つけ麺、特に魚粉系
4位 休憩に一杯が手の震え、動悸の原因になるコーヒー
5位 菌だらけの野生動物の肉ジビエ
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