更新日:2022年10月20日 22:43
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転売目的!? 池袋でレアアニメグッズを買い取る“偽オタク問題”「このオッサンは明らかに作品を見てない」

振込人の名義が中国人だった

 さらに遠方のファン同士が郵送でグッズを譲る際も、似たようなことがあったという。 「コミケ限定で販売された『ラブライブ!』の缶バッジがダブったので、『欲しい方いたら定価でお譲りします』とツイートしたんです。わずか5分ほどで『とても欲しいです。こちらは富山県なので郵送で譲ってほしいです』という返信がありました」  相手はアニメが好きとわかる書き込みをしていた富山県の30代男性。千冬さんは安心して譲る約束をした。だが……。 「振込人の名義が中国人の男性だったんです。色々と思うことはありましたが、約束通り商品を発送しました。すると、わずか3日後にメルカリで同じものが出品されていて、出品地域も富山県だったんです。すぐにあの人は偽オタクだったんだなと後悔しました」  決して転売されたと断言はできないが、こちらも非常に怪しいと言わざるを得ないだろう。千冬さんいわく、このようなことは月に3度ほどあり、女性向けアニメの「おそ松さん」「弱虫ペダル」、乙女ゲームの「A3!」「アイドリッシュセブン」などのグッズを売り出すときに多いという。いずれも非常に人気があり、どの限定グッズも高騰する代物だ。  千冬さんは今後Twitterで見知らぬ人へのグッズ譲渡をやめ、知り合い同士での交換に留めようと思っているという。今後、転売目的で善意に付け込むユーザーがさらに増えればTwitterが生んだ善意の文化は消えてしまうかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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