転売目的!? 池袋でレアアニメグッズを買い取る“偽オタク問題”「このオッサンは明らかに作品を見てない」
Twitterのフォロワーは、FacebookやInstagramなど他のSNSに比べて趣味のつながりで知り合ったアカウントが多いと言われている。中でもアニメや漫画の分野で交流する人は多く、数年前から一部アニメファン同士によるグッズのやり取りも盛んに行われている。
しかし最近では、このファン同士のほほえましい交流に暗雲が立ち込めている。
Twitter歴2年のアニメ・乙女ゲームファン、高畑千冬さん(仮名・20歳・女性)。彼女は週末池袋東口のアニメイトに行くついでに、すぐ近くの中池袋公園、通称「野生アニメイト」でTwitterで知り合ったオタク女子と予定を合わせて余ったグッズを定価で譲ったり、譲ってもらっている。
「レアものでも定価で譲るのが一般的です。私もレアものを何度も定価で譲ってもらっているので、野生のアニメイトではギブアンドテイクのような関係が成立していますね。交換するグッズは乙女ゲームやBLアニメのグッズがメイン。なので、ほとんどの方が女性なのですが、最近は待ち合わせ場所に男性がいることがチラホラあるんです……」
男性にも乙女ゲームのファンが増えてきたのかと思いきや、事態はそう簡単でもないらしい。
「明らかにアニメなんか興味ないでしょ、みたいなオジサンがよく待ち合わせ場所へ来るんです。私は趣味仲間を作りたいので、グッズのやり取りをする際に雑談をするんですが、『どのキャラが好きなんですか?』と聞いても『うーん、金髪の子かな』みたいな受け答えをする。あのオッサン、明らかに作品を見てないでしょって心のなかでは思ってます」
千冬さんは何度かそんな男性と会ううちに、ある傾向に気付いたという。
「そういうオジサンは、決まってイベントの限定グッズがあるときに限って募集に反応してくる。ガチャガチャとかクリアファイルみたいな安くていつでも手に入るようなグッズの時には連絡が来ないんですよ」
千冬さんいわく、こうしたオッサンたちは「絶対に転売目的」。確かに、エピソードを聞く限り、このオッサンはかなり怪しい。
ためしに「作品名+譲ります」と検索をかけると、手渡しや郵送でダブったグッズを交換したり、コンプリートのためにグッズを定価で融通しあったりする様子をすぐに垣間見ることができる。
「このオッサン、明らかに作品を見てない」
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