年上部下×年下上司 こんなとき、どうする?
―[明日は我が身の[年上部下]の本音]―
年上部下×年下上司 こんなとき、どうする?
年齢が優先されるのか?それとも立場か? 対応に迷う3つのシチュエーションでの”新”常識を探るべくサラリーマン100人にアンケート!
Q.1
呼び捨てで呼んでいた年下の同僚が人事異動で上司に!? どう呼ぶべき!?
◆仕事中は「さん」づけ、飲み会などでは「呼び捨て」 53%
◆「さん」づけ 35%
◆呼び捨て 7%
◆その他 5%
転職などで年下上司を持つより、さらに関係がビミョーな年下の同僚が上司になった場合。その呼称については、「呼び方を急に変えるのはいやらしい」(33歳・医療事務)という意見もあったが、オン・オフの「使い分け派」が半数に。「仕事で部下から呼び捨てにされている上司というのは問題」(30歳・金融)、「職位はほかの人にとっても大事」(43歳・銀行)という意見もなるほど納得。サラリーマンのケジメ意識を感じつつ、「さん付け派」の中には「わざとらしく、さん付けで呼んで嫌がらせてみる」(30歳・メーカー)なんていう人もいるから恐ろしい。その他の意見にあった、「いつ立場が変わるかわからないので、誰にでも常に『さん』づけ」(32歳・金融)が今のご時世、いいのかも
Q.2
20代の上司が40代の部下の結婚式に招待された。ご祝儀は年齢基準? 役職基準?
◆役職相応の額 47%
◆年齢相応の額 45%
◆その他 8%
役職相応が年齢相応よりも若干上回るものの、半分に意見が分かれた。「祝いたい気持ちで決めるべき」(49歳・電機)というのは確かに”正論”だが、そうもいかないわけで。役職相応派には、「ケチだと思われたくないから」(38歳・倉庫)「世間体」(43歳・銀行)といった見えがあり、一方、年齢相応派には、「現実に負担できない」(44歳・流通)といった切実な状況もある。「出世が早すぎた叔父は、毎回、結婚式に招待されるたびに役職相応で包んでいたらしい。が、実際はまだそんなに給与は上がらず、生活が苦しくなって離婚した」(35歳・派遣)なんて、悲惨な話もあるし、「職場の人の結婚式は常に3万円が妥当」(46歳・販売)と決めておくのが、テですかね。
Q.3
「年下上司」と「年上部下」が、飲み(ランチ)に行ったとき、支払いはどうすべき?
◆ワリカン 55%
◆上司が多少、多めに出す 19%
◆誘ったほうが出す(あるいは多めに出す) 10%
◆上司が払うべき 9%
◆その他 6%
◆年上が払うべき 1%
◆年上が多少、多めに出す 0%
「上司が払うもの」(36歳・建設)が主流(?)だったのは今や昔。「上司だから多く払うというのはナンセンス」(39歳・半導体)「気分的にすっきりする」(35歳・研究所)など、ワリカン派が半数以上。「先に決めておくべき事柄」(36歳・情報処理)かは不明だが、ワリカンにしたい理由は「おごられるほうもイヤだと思うから」(38歳・倉庫)、「一方が払うと次に行きづらくなる」(49歳・営業)といった気遣いもあれば、「自分の食べたものは自分で払う」(47歳・容器メーカー)というドライな意見までさまざま。「そもそも行かない」(39歳・介護)なんて身も蓋もない人もいたが、大切なのは、「相手の出方次第。相手の立場もある」(49歳・電気)という臨機応変さ?
明確な答えが出たのは、Q3のみ。「年上部下/年下上司」が一般的になっても、この関係を巡る”一般常識”の確立はまだまだのようで
― 明日は我が身の[年上部下]の本音【8】 ―
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