後ろめたさもありしばらく連絡せずにいたが、ある日何もなかったかのように食事に誘うLINEを送った。だが一向に返事はなし。 「それから何度か『メシ行こうよ』と送ったのですが、既読スルーが続くばかりで……。8月になって、彼女の部署の課長から呼び出されました。会議室で『××さんとのことなんだけど、キミ、訴えられたら負けるよ』と言われました」 　彼女は課長に、鎌田さんをセクハラだと申告。しつこく食事に誘われていると相談していたのだ。鎌田さんは「セクハラのつもりはないです」と伝え、いったんはその場が収まった。 　しかし、なんとか誤解を解き謝りたいと考え、彼女のところに行くと、返ってきたのは「話しかけてこないでください。弁護士をつけますよ」という冷たい一言——。 「その直後、直属の上司から『ちょっとウチで働くのはキツイな』と解雇を言い渡されました。クビになったのもショックでしたが、好きなコに嫌われてしまったことのほうがツラかったですね」 ※週刊SPA！11月14発売号「新卒女子のセクハラ被害報告」より 取材・文／週刊SPA！編集部