ボートレース「SGグランプリ」はビッグデータで勝つ
年末は競馬、競輪など公営競技はビッグレースが目白押しだ。特に注目が集まるのは、やはり競馬の有馬記念。だが、今年はそんな有馬記念と同日、有馬記念よりも1時間ほど後にボートレースのビッグレース、SGグランプリが住之江で開催される。
毎年、週刊SPA!本誌では毎年恒例の公営競技ビッグレース予想をしているが、今年は難解な予想を極力排し、素人でも初心者でもデータを参考にして100万円を目指してみた。
「ビッグデータを活用する予想が最も生きるのはボートレース」と言い切るのは、週刊SPA!スタッフにしてニコ生「公営競技大学」で公営競技全般の予想を配信するシグナルRightだ。彼にグランプリで注目の選手を聞いた。
「グランプリで注目するデータはレーサーです。そのレーサーとはズバリ、原田幸哉選手です」
峰竜太、石野貴之など賞金王を争う2人ではなく、賞金ランク14位の原田にシグナルRightは熱視線を送る。
「住之江は全国でも屈指のインが強い水面です。さらに出場するメンバーは一流ばかり。そのため、堅い決着が多くなるのは必然。だからこそ荒れたレースの配当には妙味があります。そこで狙いたいのは、インコース以外の勝率が高い選手です。その代表格が今年の原田幸哉選手なのです」
決定戦出場メンバー中、原田幸哉は最多の勝利数を誇っているが、原田のイン勝率は6割強で賞金ランク1位の峰竜太選手の85%と比べると大きく劣る。にもかかわらず最多の勝利数であることは、イン以外のコースで勝ちまくっているということに他ならない。
「今年の原田選手はスタートが抜群に早い。そのため、イン以外からのレースでも十分に戦えています。グランプリは1号艇からの舟券に人気が集まることは火を見るより明らか。だからこそ、原田選手が1号艇以外のときは“買い”なのです。住之江で1号艇以外がくれば、その時点で大穴ですから」
原田幸哉が1号艇以外で出場した場合は、思い切って頭から勝負すれば、思いもよらない高配当の女神が微笑んでくれるのかもしれない。
今年最後の大博打で笑って2018年を迎えてほしい。<取材・文/週刊SPA!編集部>
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