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女声で歌う男だらけのカラオケ かわいい声で歌うと大歓声が

インターネットという手段を駆使すればいくらでも人と出会える時代。誰しも自分が気になったオフ会を見つけたことがあるはず。しかし、いざ参加するには勇気が要る。今回、SPA!取材班が、体を張って”珍しいオフ会”をチョイスして参戦した。ここで繰り広げる世界が平気ならば、諸兄もオフ会ライフを楽しめるはず!! 【オタクな空間編】 女声で歌う男だらけのカラオケ かわいい声で歌うと大歓声が  今や女性声優が歌うアニソンがチャートを席巻することも珍しくはない。そんな中、「自分もかわいい声で歌ってみたい!」と暴走する男性が急増中。SNS発祥の「女声&かわいい声で歌うオフ」は今年で2周年を迎えるという。  記者(♂)が向かった先は都内の某カラオケ店。今回の参加者は過去最大の50人オーバーとあり、10室近くを貸し切っての開催だ。 「初参加なの? じゃあ、名前を教えなさい★」  峰不二子ばりの甘い声でこう囁くスタッフは、体重80Kgはあろうかという巨漢男性。周囲にはゴスロリに身を包んだ大柄な女性(多分)もちらほら。異様な世界観に早くも圧倒されつつハンドルネームを告げて受付を済ませると、初心者用の部屋に案内される。  参加者は20代が中心。注意事項として「地声で歌わない」「男性ボーカルの曲は選ばない」など、まったりとしたオフかと思いきや意外と体育会系。ボイストレーナーの艶っぽいスタッフから資料を渡され、「喉仏が上がった状態で声を出してみて」など女声を出すテクニックをレクチャーされる。そうこうしているうちに、続々と集まってくる参加者。「女性も結構いるんですね~」と聞くと、しれっと「確か一人だけいたかしら」。え、どうみても女性にしか見えない人もいるんですが……。  もちろん大半は、見た目普通の青年たちだが、話をしていくうちに「普段からカラオケで女声やってます。やっぱり女性曲って神曲多いじゃないっすか。初音ミクとか」など隠し持った心のナイフが次々と明らかに。特に”かわいらしい声”を出すツワモノには、一同から感嘆のため息が漏れる。結局、午後1時から始まった宴は朝まで続き、その日の某歌広場は新宿二丁目かと勘違いするほど、性別不明な謎の歌声に包まれることに。  意外とハマりそうです……。 ― [世にも珍しいオフ会]潜入ルポ【1】 ―
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