仕事

うつ病間近だった会社員が、副業で年100万円の利益を出せるようになった理由

昨年、政府が「働き方改革」に次いで打ち出した「休み方改革」。働く日本人にとっての“正しい休み方”、そして休みを存分に謳歌する極意を、休みの達人たちに徹底取材!
畑中剛さん(仮名)

「激務が続きうつを発症していたら投資をする気にもなれていなかったと思う」と語る畑中さん

昼休みの使い方を改革して、勉強時間を確保

 10年前までは残業が月80時間を超える激務が当たり前だった畑中剛さん(仮名・44歳・IT企業勤務)。あるときから体調不良が慢性化し、働き方に疑問を持つようになったという。 「『こんなに働いているのに人生つまんねぇな』って。うつの前兆だったと思うのですが、そこで会社に懇願し、比較的残業の少ない部署に異動。給料は大幅に下がってしまいましたが、久々に家族との心穏やかな日々が送れるようになったんです」  体調が回復した畑中さんが「老後の足しに」と足を踏み入れたのが投資の世界。現在はコインパーキング投資とインデックス投資で、年100万円は利益が出ている。 「家に帰れば子供の世話などで勉強の時間は取りづらい。そこで、昼休みを弁当片手に投資関連本やブログを集中して読む時間に充てたんです。トイレ休憩などを差し引いた一日45分程度でも、1か月で16時間強を会社にいながら自分の時間にできるんです」  投資が軌道に乗りだしてからは、昼休みをコインパーキングの保守、さらなる投資の時間へシフト。利益も年々増えているという。 「もちろん、仕事に手を抜いているわけではありません。でも、つらさに耐えながら激務にしがみついて生きていた頃より今のほうが確実に充実してますね」  惰性で過ごしがちな昼休みの使い方を改革したことで「かつての部署にいる頃より収入が増えた」と言う畑中さん。週末や終業後だけでなく、会社での時間の使い方をいま一度洗い出してみることも“休み方改革”につながるのだ。 《休み方の流儀》 一日45分の昼休みでも続ければ膨大な時間に ― [休み方改革]で人生を10倍楽しむ方法 ―
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