「阪神の応援に行きたいから」社長にフレックス導入を直談判した会社員
昨年、政府が「働き方改革」に次いで打ち出した「休み方改革」。働く日本人にとっての“正しい休み方”、そして休みを存分に謳歌する極意を、休みの達人たちに徹底取材!
最近は早朝出勤にして、その分早く帰宅するサラリーマンが増えている。大阪在住の熱狂的阪神ファン、矢島明之さん(仮名・40歳・建設会社勤務)は、「18時終業だと甲子園に行っても途中からの観戦になるのが不満で、どうしても試合開始から応援したかった」との理由から、社長にフレックスの導入を直談判した。
「実は社長も虎党なのを知っていたこともありますが、日頃から社員の提案に耳を傾ける方でした。そこに懸けてみたんです」
すると、社長は提案を快諾。観戦日は7時出社の16時終業で働けるようになり、試合開始に間に合うように。おかげで昨年は50試合も現地観戦できたそうだ。
「社長も『全員で甲子園に行こう。福利厚生の一環や』と年2回の全社員での観戦を提案。これにはみんな大喜びでしたよ」
しかも、同僚たちもフレックスタイムを利用するようになった結果、会社全体の作業効率が導入前より15%もアップしたという。
「ウチは小さな会社で社長と毎日顔を合わすので、日頃から積極的にコミュニケーションを取っていました。それがよかったのかも」
仕事の効率化も重要だが、見落としがちな組織内のコミュニケーションを高めておくことも、休みを取りやすくするポイントだ。
― [休み方改革]で人生を10倍楽しむ方法 ―

仕事終わり型・早朝出勤して仕事を早く終え甲子園で野球観戦
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「会社をすぐ辞める20代」に共通する、キャリア志向よりも強い“お客様感覚”
店長とバイトが一緒に店を“食い物”に…ユルすぎるバイト天国
「ムダな飲み会がない」企業ランキング 5位はヤマト運輸、1位は?
「阪神の応援に行きたいから」社長にフレックス導入を直談判した会社員
仕事の合間にうまく“サボる” 効率が上がる働き方
机での突っ伏し寝は避けるべき 仕事の合間に“正しく休む”方法
うつ病間近だった会社員が、副業で年100万円の利益を出せるようになった理由
アラフォーSEがARスポーツで世界一! ブラック企業から転職、趣味を持ったら人生一転
出社して働くのは非効率!? フリーランスに学ぶ「リモートワークで働きながら休む技術」
元小学校教員が経験した“過酷すぎる”夏。冷房20℃でも教室が「サウナのよう」に暑い理由
寝ない人は短命!? アリの生態には「働き方を見なおして幸せになるヒント」がつまっていた
「運賃が上がらないと、どうすることもできない」物流会社もため息…“2024年問題”対策しようにも難しい現実
「帰宅できない隙に妻が浮気をしていた」トラック運転手を辞めた31歳男性が語った“物流業界の過酷さ”
「荷物と俺たちの命、どっちが大切なんだ」42歳トラック運転手が語った“物流業界の闇”。台風に伴う高波警報が出ても…