夫の所持金は685円、妻のママ友ランチは2000円…43歳・困窮夫が抱いた妻への殺意
結婚して家庭を築いた人たちは、独身という自由を捨てた代償に幸せを手に入れたのだろうか? 30~45歳のサラリーマン300人を対象にSPA!編集部でアンケートを実施すると、6割以上の男性が「離婚したいと思ったことがある」という結果に。結婚当初は幸せの絶頂だったのに、なぜ夫婦は忌み嫌い合ってしまうのか。「結婚がつらい」男の事例を元に、「自分の結婚に間違いはなかったのか?」を見極めていく。
…森沢 淳さん(仮名・43歳)・年収650万円(妻0円)子供2人
子供の養育費に住宅ローンなど出費が最も多くなりがちなのが40代。少ない家計でやりくりしなければならず、「3年前に2人目の子供が生まれてから小遣いが一日700円から500円になった」。
そう嘆くのは、化学プラントで働く森沢さんだ。
「それも昼食込みの額です。しかし、ウチは社員食堂もなければ、職場から5分圏内にワンコインで食べられる飲食店はありません。さらにタバコ代もここから捻出しなければならず、毎日のランチ代を300円と定め、コンビニで総菜パンやおにぎり、カップラーメンで凌いでいます。正直、高校時代よりも金欠です……」
ちなみに取材当日の所持金は685円。そのため、同僚に誘われても飲みに行けず、今では声を掛けられることすらないとか。
「そこまで倹約が必要なのは、子供が生まれたこともありますが、5年前に4000万円で購入したマンションの住宅ローンが負担になっているからです。だから、『家族のため』と耐えていましたが、専業主婦の嫁は自分に隠れて毎週2000円のランチを食べたりしている。自分が激安弁当やカップラーメン、菓子パンで凌いでいるのに……。エンゲル係数のあまりの格差に殺意が湧きました」
ほかにも妻は「ママ友の付き合い」と主張して、宝塚の観劇に何度も行っていたことも発覚。「それなら俺の小遣いを増やせ!」と訴える森沢さんの主張は断固拒否。今も夫婦仲はギクシャクしたままという。
「今の自分には月1回、安居酒屋で飲むお金すらない。あまりに惨めすぎますよね。気の強い嫁は自分に離婚する勇気がないと思い込んでいるらしく、署名入りの離婚届を私に投げつけたこともあります。それを大切に保管して、嫁が態度を改めるのを期待していましたが、むしろひどくなるばかりです……」
家計を握る嫁の意向で家庭内格差は広がるばかり。いつ夫が暴発してもおかしくはない。
― 不幸な結婚 幸福な離婚 どっちが得か? ―
一日の小遣いはワンコイン。困窮夫をよそに妻は贅沢ランチ
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