大杉漣さんの急死…他人事ではない“突然死”の原因とは?
<突然死(病死)の疾患別割合>
循環器 68.2%
その他及び不詳 16.5%
消化器 8.4%
呼吸器 6.9%
※出典:東京都福祉保健局 東京都監察医務院(平成26年)
<突然死を招く3大トリガー>
1 動脈硬化
文字どおり動脈が硬くなること。血管の内側が狭くなり、また、内部の組織も剝がれやすくなるため、血管が詰まって心筋梗塞や心室細動(不整脈)、脳梗塞の大きな原因となる
2 自律神経の乱れ・暴走
自律神経は血圧や心拍数などを調整する。心臓にも安定したペースで動くよう指令を出すが、さまざまな原因によって疲労が蓄積すると、心臓が制御できずに心筋梗塞などを発症
3 抗ストレスホルモンの酷使
抗ストレスホルモンは血管の収縮と拡張を担う。ストレスフルな生活により枯渇すると、血管が慢性的な緊張状態に陥り、わずかなきっかけで一気に詰まって、突然死を起こす
【循環器内科医・幡 芳樹】
小倉記念病院、岡山大学循環器内科病棟医長を経て、みなみ野循環器病院院長。著書に『突然死の原因は「心疾患」が6割』(幻冬舎)
【循環器内科医・杉岡充爾】
すぎおかクリニック院長。千葉県船橋市立医療センターの救急医療に約20年携わり、最前線で約1万人の心臓の治療にあたってきた
【医学博士・梶本修身】
疲労医学・睡眠の専門医。東京疲労・睡眠クリニック院長。著書に『隠れ疲労 休んでも取れないグッタリ感の正体』(朝日新書)など
<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/田中智久 モデル/安住啓太郎>
※週刊SPA!3月13日号「[突然死する人]の13の共通点」より
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