▼2位「着心地と美シルエットの究極型」 ドライEXウルトラストレッチアンクルパンツ　2990円（＋税） 　Tシャツに合わせるだけでドレスとカジュアルのバランスがとれ、イタリアオヤジのように感じさせることができる細身のスラックス。かっこいいのはわかるけれど、すぐにテカる耐久性と、着心地の悪さで敬遠してしまう人も多いはず。そうしてついついデニムやスウェットパンツなど楽なほうを選んでしまい「おじさん」になっていくものですが……。 　しかし、このパンツなら大丈夫。近年、スタートしたユニクロの新素材「ドライEX」を使った細身のパンツ。伸縮性があり、通気性が高く、着心地はスポーツ用のジャージのよう。しかし、細身でスッキリとしたテーパードシルエットは、まるでドレスライクな高級スラックス。 　見た目はスラックス、着心地はジャージと完璧な布陣。私はこれ新色が出るために買い漁っております。高級レストランでのデートも、近所のスーパーに自転車で買い物に行くときにも使える完璧な汎用性。最高です。 ▼1位「これより粗悪な素材なのに10倍の値段する商品もたくさんあるよ……」 ミリタリージャケット＋EC　3990円（＋税） 　この価格の限界値じゃないでしょうか。新作としてリリースされたユニクロのミリタリーブルゾン。ベトナム戦争時に米軍が採用していた「ファティーグジャケット」を街着用にショート丈にしてコンパクトにしたもの。 　ミリタリーアウターの中でもシャツ襟があり、品がよく、ファッションとの親和性が高いファティーグジャケット。ただ難点は着丈が少し長く、ややルーズな印象がするところでした。こちらユニクロのモデルではその辺をしっかりカバー。腕回りも細くモダンな印象で体型をきれいに見せてくれます。 　さらに素材がビックリ、この値段とは思えないハリのある風合い。引き裂きに強いリップストップ素材を採用しておりまるで高級ブランドさながらの風格。これが3990円で買えるなんて……本当にいい時代になったものです。ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）