落とし物から透けて見える人間の本性とは?
春は何かと忙しく、慌ただしさに気を取られて落とし物をしてしまう人も多いのではないだろうか。これからの季節、特に注意したい落とし物について、ソフトバンク コマース&サービスが全国の20~40代の男女500人にアンケートを実施。落とし物に関する意外な実態が明らかになった。
まず実際に落とし物が多い季節はいつなのだろうか? 1位は夏の43%、2位が冬の37.2%、僅差の3位で春が34%、4位の冬が28.2%となっている。ただし、春はやはり要注意。この時期のイベントであるお花見での落とし物について聞いたところ、10人に1人は何かしらの忘れ物をしたことがあると回答している。
次に聞いたのは、「過去にどんな落とし物をしたか?」について。
一番多かったのは、やはり財布(48.2%)、次いで傘(42.8%)、3位は鍵(28.4%)という結果だった。使用頻度が高い財布、雨が止んだ後に電車などについ忘れてしまう傘は忘れ物の定番、3位以下は小物類がランクインしている。
ちなみに「拾ったら面倒だと思う物は?」ランキングは、1位が財布(51.2%)でダントツ。2位はスマホ(20.8%)、3位はパソコン(8.0%)だった。トップ3を見ると、生活に欠かせないもの、個人情報を含むものは、拾ってしまうと面倒だと感じてしまうようだ。落とし主が困っている姿を想像してしまい、きちんと返さなくてはいけないというプレッシャーもあるのかもしれない。
落とし物の象徴と言ってもいい財布だが、そもそも人はどれくらい財布を落とすものなのだろうか? 30代、40代に限定して「30歳までに財布を落とした回数は?」と聞いたところ、なんとほとんどの人が経験があった。
1回、2回という回答だけで8割近くを占め、5回以上落としたこともあるという人も5.6%。逆に1度も落としたことのない人はわすか7.9%となった。これは誰もが財布を無くさないような対策を考えたほうがいいということかもしれない。
では逆に財布を拾ったときの反応はどうなんだろうか? 「現金を拾ったとき、交番に届けない金額」を聞いてみた。
40%の人は、金額に関係なく「拾った場合は、交番に届ける」と生真面目な回答をする一方で、1万円未満であれば、交番に届けないという人が50%いることが明らかになった。また100万円以上になると、急に届けない人が増えるのも人間の本性が透けて見える結果といえるかもしれない。
人から貰ったものを落としてしまうと、単に自分の物を落とす以上に面倒なトラブルになるケースも多い。そこで「恋人や配偶者からのプレゼントを失くしたことはあるか?」聞いたところ、実に24.8%、約4人に1人が失くした経験があると回答した。
では具体的にはどんなものを失くしたのだろうか?
やはり1位は35.5%とダントツで指輪。続いてもネックレス、ピアス・イヤリングなどアクセサリー系がトップ3を占めた。比較的高価で、少なからず思い出の詰まっているものであるので、失くしたときのショックも大きそう。もちろん、恋人や配偶者からの叱責も覚悟しなければならないだろう。
さらに恋愛関係について突っ込んで「『大事な物を失くす』のと『恋人と別れる』のはどちらが嫌か?」も聞いてみた。
結果はほぼ同数。しかし物を取る人が若干ではあるが上回ったのは、意外だったかもしれない。ちなみに男女別でみると、男性だけだと「大事なものを失くすこと」が嫌な人が48%なのに対して、「恋人と別れること」ことが嫌な人が52%、ところが女性をみると「大事なものを失くすこと」が嫌な人が52.4%、「恋人と別れること」が嫌な人が47.6%と逆転現状が起こる。
さらに年代別でみると興味深い結果が出る。
20代男性の57.8%は物を優先する一方、20代女性は恋人と別れることのほうが嫌だと回答。ところが30代になるとその数が男女で見事に逆転する。20代から30代へと年を重ねるうちに、男性は配偶者や恋人によりウェットな、逆に女性はドライな価値観に変化していくのは興味深い。
最後に「落とし物をしそうなタレント」に関しても調査。1位には出川哲郎、2位には鈴木奈々、3位にはみやぞんと、主にバラエティ番組で活躍し、おっちょこちょいなイメージもあるタレントが上位を占めた。
ここまで様々な落とし物に関する調査結果を見てきたが、やはり一番いいのは、忘れ物をそもそもしないこと。そんな忘れ物対策として注目されているのが、アメリカで1500万個以上を売り上げた、シェアNo.1のスマートトラッカー「TILE(タイル)」だ。スマートトラッカーとは財布や鍵などに発信機を取り付けてスマホと連動させることで、忘れ物や失くした物を見つけることができるツールのこと。
ソフトバンクショップ、SoftBank SELECTION オンラインショップ、Amazon.co.jpおよび、ビックカメラで販売中なので、興味がある人は一度、手に取ってみてはどうだろう?
<取材・文/日刊SPA!編集部>
提供:ソフトバンク コマース&サービス株式会社
落とし物に対する考え方に男女で差が
アメリカで人気の忘れ物防止グッズ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ