「不倫相手を破滅させる女」の特徴――社内にバラす、奥さんに噂話を流す…
男性が会社を追われるパターンの不倫は、まだ嫁にバレていないだけマシなのかもしれない。続いて話を聞いたEさん(現・35歳・女性)は長身のスラッとしたモデル体型で、仕草などはどこかサバサバしており、不倫などには縁遠い印象を受ける。しかし彼女の場合は、28歳だった時に出会った37歳の男性と、家族を巻き込んだドロ沼不倫だった。
「相手はホテルのフロントスタッフとして働いていた時の上司でした。そのホテルに転職してすぐの頃から、私を気に入っていることをあからさまにアピールされて、1か月もしない内に男女関係になりました。ほだされた感じです。彼は支配人の目を盗んで、嫁には夜勤だと嘘をついて、ホテルの空き部屋によく宿泊していました。不倫関係になってからは、私は何度もそこに呼び出されていました」
自身が働くホテルの部屋での逢い引きを続ける中、2人の関係は噂されるようになる。しかしその噂は広がり続けることはなかった。その理由は……。
「噂話がすぐに消えたことに違和感があって、私と同期入社の女性に調べてもらったんです。そしたら、彼は不倫の常習犯で、今までも新入社員には手を出し続けていたみたいで、周りも『またか!』といった状況だったみたいで……。『今までで1番』とか、『嫁とはうまくいっていない』という言葉を鵜呑みにしていたので、愕然としました。しかも、嫁とは妊活中だと聞いたんです。悲しいというより怒りが強かったです。
彼は職場の実質2番手だったので、支配人に言っても仕方ないと思った私はホテルを辞めて、彼の家の近くの複合施設内のドラッグストアでアルバイトを始めました。嫁がその施設の飲食店で働いていたんです。複合施設の中には食堂があり、色んなテナントの人がそこで食事をするので、近づく機会はたくさんあるんです。嫁の周りで知り合いを増やしてやろうと思ったからです。そして彼の嫁の耳に入る噂話を流しました。『旦那さんが新入社員にばかり手を出している』と。そこからしばらくして、離婚したとホテルの元同僚女性が教えてくれました。不倫相手は私だけじゃないんですから、当然の報いだと思いますね」
会う回数など今までできていたことや発言がなくなると、怒りスイッチが入るということが上記2名の共通点。不倫はれっきとした不法行為であり、一時の感情で決して踏み入れていいものではない。リスクは間違いなくあるのだ。現に、被害者ではないはずの彼女たちは被害者としての言葉を発し、2人とも笑顔でその事実を語っていた。<取材・文/藤 文子>
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