マンホール評論家『芸術性の高いマンホールの蓋は日本特有の文化です!』

廃墟、カップラーメンなど、ある程度の市民権を持っているマニアの評論家が存在する今、さらにディープな研究をする人たちがいるという情報を聞きつけた。いったい彼らは、どのような日々を送っているのかを追いかけてみた。もしかしたら、この中に来年にはメディアに引っ張りだこになっている評論家がいるかもしれない? 【探訪編】 ★マンホール 芸術性の高いマンホールの蓋は日本特有の文化です! <垣下嘉徳氏>  普段、街を歩いていても誰も目に留めないマンホール。その中にに色鮮やかな絵や文字が刻まれているものがある。そんな”アートな”マンホールの魅力に取り付かれて、『路上の芸術』という著書を綴った、高校教師の垣下嘉徳氏(56歳)。 「’97年に、大阪府南河内郡太子町で、『十七条の憲法』が刻まれたマンホール蓋を見て衝撃を受けまして。さらに翌年、岡山で『桃太郎』が描かれた蓋と出会った。それからというもの、地域ごとに違う”ご当地マンホール”を探したいと思うようになったんです」  それ以降、出張や旅行の合間にマンホールの蓋を探し歩いては、写真に収めている。 「これまで400種類ほどのマンホールの写真を撮りました。家族もはじめは”何やってるの!?”といった感じで相手にしてくれませんでしたが、’05年に『タモリ倶楽部』に出演してからは、だいぶ評価が上がったかな(苦笑)」  さらに垣下氏は、単に写真を撮り溜めるだけでなく、その必要性を訴えかけている。 「こんなにもバリエーション豊かなマンホールは、海外では見られない日本特有の文化。普段はみんなに踏みつけられていますが、昭和初期のレアものや、芸術性の高いものは文化財として保存すべきなんです。ですが、なかなか自治体に理解してもらえないのが残念で……。なので、私がいかにマンホールが大切な役割を果たしているものなのかなどを、歴史や機能を通じて伝える伝道師として、これからも活動していきたいと思っています」
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狛江市に点在するマンホールのひとつ。 多摩川とサギ、松の木が色鮮やかに刻まれている ― [ニッチ系評論家]の奥深~い日常【8】 ―
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